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理事長BLOG

偏食について 改善方法はあるの? 改善ステップ②

2024年4月5日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回も偏食について書いていきます。偏食を改善す
るには、時間と量にも問題があります。

《食べ物の量を減らす》

 大切なことは、まず好きな食べ物の量を減らすこと
です。

 炭水化物(麺類・ご飯・パン・イモ類など)やお菓子・
ジュースなどの糖質や脂質が多い食品を食べると脳で
は報酬系ホルモンが生まれ、満足感が得られるため他
の物を食べる気持ちが起きにくくなります。偏食のお
子さんはこういったものを必要以上に食べてしまって
いることがあるのでそれを改善した方が望ましいと思
います。

 でもうちの子どもは食事はほとんど食べられないの
で大丈夫なのかな?と不安が出てきます。

 下の3つのケースに当てはまらなければ‘’減らす!‘’
方向で考えて大丈夫だそうです。

①母子手帳などに記載してある成長曲線と照らし合わ
 せた時、ここ数か月間の身長と体重の伸びが極端に
 悪い

②成長曲線の平均値と照らし合わせたとき、慎重と比
 べて体重の値が極端に低い

③食べ物を喉につまらせたり、吐いてしまったりした
 ことで、一時的に食べることが怖い状態になってし
 まっている

《上手に減らすための食べる順番》

①好きなものから食べる

②これなら食べられそう!と感じるものを食べる

③それ以外(嫌い・初めて・食べ馴染みがない)気になる
 ものに触れる

④気になるものを口に入れる

⑤触っても口をつけず、遊んだり立ち歩いたりする

※ここで大切なのは、好きなものは食卓にあるけど多
 すぎないようにします

《食べたい気持ちを引き出す‘’時間‘’》

 大切なのは、食べる時間と食べない時間を明確にす
ることです。

 偏食のお子さんは‘’いつでも食べられる状況‘’や‘’今
食べなくてもあとでいくらでも食べられる‘’状況にな
っている場合が多いです。

 ここを変えていくことで子どもの食は広がりやすく
なります。

 例えば、焼き肉食べ放題のお店で90分の時間制限
があると‘’90分でたくさん食べるぞ!‘’と思うでしょ
う。

 時間制限が食べたい気持ちを引き出すことはありま
す。なので、食べる時間を決めまょう!

 まだ食べる意欲があって、時間がきてしまった場合
は、また時間制限を作って食べさせてあげましょう。

 ※お菓子やジュースをあげる習慣をやめましょう

《感覚的な問題にも対応しよう》

①今食べられるものを把握しよう

②食べられるものがいくつかあったら下の5つの視点
 から好きな感覚(今、受け入れられている感覚)はど
 んなところにあるかを導きだす

 ※どんな形状

 ※どんな色

 ※どんな調理方法

 ※どんな温感

 ※どんな食感

③好きな感覚を軸に調理の工夫を考える

 ※塩味が好きなら少し濃いめの食べ物でも良いです

  例えば、ファストフード店のポテトのような塩味
 が好きであれば、もしゴボウが嫌いなお子さんであ
 ればフライドポテトのように細長く切って、揚げて
 塩味にしてみたりすることも良いです。

参考文献 青春出版社
     『子どもも親もラクになる偏食の教科書』


元の食事 の マナー 子ども イラスト

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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