こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、赤ちゃんの思いがけない事故について書い
ていきます。赤ちゃんや幼い子どもを車に置いて親は
どこかに行ってしまって取り返しのつかないことが毎
年のように報道されています。赤ちゃんや幼児は、思
いがけない事故が起こります。
色々な事故があるので、事故防止も兼ねて書いてい
きます。
《窒息事故の防止》
①ふとん
重い布団ややわらかい布団は使わないようにして、
布団が顔にかからないようにしましょう。ガーゼやタ
オルの軽い物でもかからないようにします。
②うつ伏せ寝
窒息死になりかねないのでうつぶせ寝はしないよう
にしましょう。
③ペット
ペットが赤ちゃんの上に乗ってしまう可能性がある
ので注意しましょう。
④小さなおもちゃなど
直径3.9cm以下の物は赤ちゃんの口に入ります。絶
対に赤ちゃんの手の届かない所に置きましょう。
⑤ポリ袋など
赤ちゃんはスーパーのビニール袋や紙袋などの袋類
に興味があります。顔にかぶさると危険なので置かな
いようにしましょう。
⑥食べ物
豆類、こんにゃくゼリー、お餅なども喉につまらせ
ます。3~4歳までは豆、飴、ガムなどを与えないよ
うにしましょう。
⑦ひも類
ひも類も赤ちゃんにとってはおもちゃにみえます。
電気コードやバッグの肩ひも、カーテンやブラインド
のひもなどが首にかかると危険です。工夫しておくこ
とが大切です。
《打撲、落下事故の防止》
①ベッドからの転落
ベッドの柵は必ず上げておきましょう。
②窓やベランダからの転落
窓やベランダのそばに踏み台となりそうな物を置か
ないようにしましょう。歩けるようになるとソファー
に乗ったり椅子に乗れたりします。そこからの転落も
よくあるので目を離さないようにしないといけません
また階段にも登れるようになります。柵を付けて対策
しましょう。
③お風呂での事故
お風呂は滑りやすいので注意が必要です。またママ
がシャンプーなどをしていて、赤ちゃんが湯船にいる
時、お風呂でおぼれる危険があります。できる限り赤
ちゃんから目を離さないようにしましょう。
④机の角などに注意
赤ちゃんが立ち上がろうとする時は机に頭をぶつけ
る危険があります。机の角にスポンジなどクッション
となる物をつけたり、滑って転ばないように靴下に滑
り止めが付いている物を履かせましょう。
⑤自転車などの転落
子どもを自転車に乗せる時は気を付けないといけま
ん。走行中に子どもの足が車輪に挟まれて、転倒・転
落するケースがあります。自転車に乗せる時は必ずヘ
ルメットをつけてあげてくださいね。
☆子どもを自転車に乗せる時の注意
★幼児用座席はSGマークの付いたものを選び、自
転車にしっかり固定する。
★子どもの頭にあったヘルメットを正しく被らせる
★自転車を安定させた状態で、時間にゆとりをもっ
て乗せましょう。
★幼児用座席の足乗せ部分を必ず使用する。
★サドルは大人の両足がしっかり地面に着く高さに
する。
★子どもを乗せたまま自転車から離れない。
※赤ちゃんや幼児は大人が思っていること以上に危険
な行動をしてしまうことがあります。大変な時間は
必ず終わりがあります。少しの間頑張りましょう!
参考文献 保健同人社 『すくすく赤ちゃん』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。