院長の奥井です。
今回は矯正のための抜歯を簡単にするためについて
説明したいと思います。
矯正治療を行うにあたり永久歯を抜歯することはよくあります。
日本人の不正咬合(ふせいこうごう)といい歯並びに問題がある事を
指しますが、一番多いのは叢生(そうせい)といい歯と歯が重なっている
のになります。
顎が小さくなってきているのもありますが、この場合抜歯が必要は事が多々
あります。抜歯は真ん中から数えて4番目や5番目の小臼歯が対象になる事が
多いです。
矯正治療において抜歯する場合、当院では以下のように工夫しております。
画像の○で囲った歯が抜歯する歯です。
当院では抜歯する歯にも装置をつけています。
これは装置をつけることでこの歯も矯正力が働くことになり
動くからです。
歯が動けば簡単に言いますと多少グラグラとなり
抜歯しやすくなるからです。
抜歯した画像ですが、かなり歯根が長いです。
通常でしたら時間がかかったり、また根が折れてしまうことも
ありますが短時間で抜歯できます。
抜歯は患者様にとって嫌なものであり怖いものです。
少しでも負担を軽くすることが大切と思います。