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理事長BLOG

子どもの口呼吸について 口呼吸はなぜ良くないの? 改善方法は?

2023年6月6日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は子どもの口呼吸について書いていきます。

 最近、アレルギー性鼻炎などの理由で口呼吸をして
いる子どもが多いそうです。その病気が治っていても
口呼吸が癖になってしまっていて鼻呼吸に戻らないこ
とがあるそうです。口呼吸がなぜ良くないかというこ
とと改善方法を書いていきます。

《口呼吸はなぜ良くないの?》

①風邪を引きやすくなる

 鼻の穴に鼻毛や粘膜があります。鼻で吸いこんだ空
気はウイルスや病原菌など通しにくくなるフィルター
の役割があります。

 口呼吸になるとフィルターがないため直接ウイルス
や病原菌などが気管に入ってしまい、風邪を引きやす
くなってしまいます。

②虫歯や歯周病になりやすくなる

 口呼吸はずっと口が開いているので口の中が乾燥し
唾液の量も減ってしまします。

 唾液は、食べやすくするだけでなく、口を通して外
部から入ってくる細菌などから体を守るため、免疫機
能という重要な働きがあります。

 唾液が減ってしまうと、虫歯菌や歯周病菌が口の中
に残りやすく増えやすくなってしまいます。

③口臭がする

 口呼吸になり唾液が減少すると食べカスやプラーク
(歯に付着する細菌やその代謝物の塊)がたまりやすく
なり、歯や歯間の所に残りやすくなって細菌が繁殖し
口臭の原因になります。

④歯並びが悪くなる
 
 口呼吸は、下の顎に舌の力が加わるため、下顎が成
長して受け口になりやすいです。また、唇の筋力が低
下してしまうので出っ歯になりやすいです。

《口呼吸の治し方》

①鼻呼吸を意識してみる

 知らない間に口が開いている場合があります。1日
に何度も鼻呼吸にすることを意識することが大切です

②口の周りの筋肉を鍛える
 
 唇の筋肉が弱くなっている人が多いので『あいうべ
体操』や口輪筋のトレーニングにより、口周りの筋肉
を付けると良いです。

☆あいうべ体操

 大きな口を開け「あ~」「い~」「う~」「べ~」
と1秒キープしながら言う

☆口輪筋トレーニング

 口輪筋とは、唇の周りを囲んでいる筋肉で、唇を動
かす時に使います。

①「あ」の口をつくる。

 縦に口を開けて「あ」の口を作ります。目尻と唇周
辺の筋肉が縦に引っ張り合っていることを意識しまし
ょう。

②「お」の口をつくる。

 「あ」の口のまま、唇を前に出して息を吐きながら
「お」の口をつくります。唇を前に突き出すと頬が横
へ引っ張られるのが感じられます。

※①と②をセットで10回行います。

③舌を回す。

 口を閉じて舌をぐるっと回すと口輪筋のストレッチ
になります。

④寝る時に口にテープを貼る

 薬局などで鼻呼吸テープが売っています。寝る時に
それを付けるとお口が開かないです。また鼻腔を広げ
鼻呼吸がしやすい物も売っていますので、併用すると
良いかもしれません。

⑤耳鼻科に行く

 アレルギーなどで口呼吸になっている場合は耳鼻科
をおすすめします。しっかりと治すと鼻呼吸しやすい
です。

⑥歯の矯正をする

 歯並びが悪くなってしまったら歯の矯正をすると鼻
呼吸しやすくなります。歯並びが良くなると舌を正し
い位置になるため口が閉じやすくなります。

※鼻呼吸は大切ですので口呼吸している人はなるべく
 早く改善しましょうね!

参考文献 クインテッセンス出版株式会社
       『すぐに役立つ歯育て支援Q&A』

よしだ歯科スタッフブログ | - Part 7

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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