お問い合わせは052-910-0550
お問い合わせフォーム
初診予約
再診予約

理事長BLOG

歯根破折について

2023年5月28日
院長の奥井です。
今回は歯根破折について説明したいと思います。
診療をしていて思う事ですが、食いしばる患者様がとても
多いように感じます。
特に就寝時の食いしばりは体重の3倍から5倍の力がかかると
言われております。
そして神経を取った歯の場合、神経を取ると神経と一緒に存在していた
血管も取り去るため、歯が乾燥し割れやすくなります。
そこに食いしばりの力が加わりますと、割れる可能性は高くなります。
割れると原則として抜歯になる可能性が高いです。
割れていても無症状の事もありますので、やはり歯科医院で定期的に
チェックしてもらうことをお勧めします。


画像のレントゲンでは青◯の部分が失った歯です。そのため
向かって左側に負担がかかり左下の一番奥の歯が割れています。


拡大した画像です。矢印部分は根っこが真っ二つになって
割れています。


矢印部分がその歯ですが痛みも腫れもありません。


割れてしまう場合の特徴ですが噛み合わせが深いことが多いです。
下の歯に上が覆いかぶさっています。



抜歯するとやはり真っ二つの根に赤色のものは肉芽組織という
炎症から守るための毛細血管の塊になります。
厳密に言いますと膿ではないですが膿んだ組織と説明させて
いただいております。

このように歯根破折は症状がない場合もあります。
しかし噛むと違和感とか予兆はありますので、やはり
少しでもおかしいと思ったら受診されますことをお勧め致します。

ページトップへ戻る