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理事長BLOG

子どもの味覚の育て方①

2022年1月21日

 
 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は、子どもの味覚の育て方について書いていこ
う思います。

 最近、子どものおよそ3割が味覚を正しく認識でき
ないとニュースで流されました。
 塩味や苦み、酸味の区別がつかないらしいです。離
乳期・幼児期に何を食べてきたかはとても重要です。
 核家族化が進み、お母さんの負担が大きくなってい
ます。乳幼児期に楽しく一緒に食事をすることは大切
なことです。「これは甘いね」や「これは塩っ辛いね
」などとお子様とお話をすることで味覚を育てていく
ことができます。

①味覚の仕組みを知ろう

 味とは、食べ物が持っている特性や成分を舌で感じ
るもの。舌で感じる能力を味覚といいます。
 子どもの味覚を育てることは、いろいろな味のおい
しさをすることです。
 生後3カ月頃から味覚が分かるようになります。

基本の味は5つ(五味の役割)
 
①甘味・・・砂糖に含まれるショ糖、炭水化物が分解
      されてできるブドウ糖などから生じる。
      甘い物を過度に摂る習慣がつくと、甘味
      に対する味覚が鈍ってくる。

②塩味・・・塩化ナトリウム(食塩)に含まれるナトリ
      ウムイオンによるもの。塩辛い物を摂る
      習慣がつくと、塩味に対する味覚が鈍っ
      てくる。

③酸味・・・果物が熱していなかったり、食べ物が腐
      っている時に酸っぱく感じることから、
      腐敗の警告や未熟と捉えられる。一方、
      酢に含まれる酢酸やレモンや梅干しに含
      まれるクエン酸など、おいしさに通じる
      酸味もある。

④苦味・・・不快な味だと感じて吐き出し、毒を避け
      ることができる。カフェインのように、
      子どもには毒だが、大人の嗜好品として
      好まれる苦みもある。

⑤うま味・・たんぱく質の存在を知らせる。肉や魚、
      鰹節にはイノシン酸、昆布やチーズには
      グルタミン酸、干しシイタケやキノコ類
      にはグアニル酸といったうま味成分が含
      まれている。

 五味以外には、脂肪の味も舌で感じられます。五味
にはそれぞれの味が発している信号があり、赤ちゃん
は、苦みや酸味が嫌いです。苦みは、「毒があるかも
しれない」という信号で、酸味は、「腐っているかも
しれない」という信号だからです。赤ちゃんは自分の
身を守るために、敏感に味を感じ取っていると言えま
す。

参考文献 日東書院 「子どもの味覚の育て方」

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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。







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