保育士の高梨です。

　今回は夏に危険な病気の熱中症について書いていこ
うと思います。

　《熱中症》

　高温の場所で起こる熱による障害を熱中症と言いま
す。
　子どもはまだ体温調節が未熟で、暑い所にいると、
脱水症状を起こし、重症化しやすいので、注意が必要
です。

　☆狭い空間で長時間過ごす

　風通しの悪い部屋や、高温多湿の部屋で長時間過ご
していると熱が体内にこもって、大変危険な状態にな
ります。

　☆車の中

　気温が２０度前半でも密閉された車の中は、あっと
いう間に高温になり、命の危険に関わる事故につなが
ります。

　☆炎天下、長時間外で遊ぶ

　強い直射日光のもとで遊んだりすると日射病を起こ
し、頭痛、めまい、吐き気、一時的に気を失うといっ
た症状を起こします。

　砂場で遊ぶ事も同様で、直射日光や地面の照り返し
で、体温が上がってしまいます。日陰にいても外気の
温度が上がれば体温も上がってしまいます。

　帽子をかぶらず歩いてお散歩しても日射病を起こし
てしまったり、ベビーカーでのお散歩も反射熱の影響
を受けて、体感温度が高くなり危険です。

　《熱中症対策》

　直射日光の当たる場所では遊ばせないようにしま
す。遊ぶ時間帯として午前中か夕方の涼しい時間帯に
しましょう。

　☆水分補給

　遊びに夢中になってしまいますが、麦茶などこまめ
に水分を補給しましょう。

　☆帽子を被る

　外に出る時は必ず帽子を被りましょう。

　☆閉めきった部屋で長時間過ごさない

　冷房のない部屋や車の中にいることはとても危険
です。絶対にやめましょう。

　☆エアコンや扇風機を併用しましょう。

　設定温度を高くして扇風機と併用することで快適に
過ごすことができます。除湿は冷えすぎることがある
ので気を付けましょう。

　☆体温を下げる

　子どもは遊びに夢中で水分補給を忘れがちです。
ぐったりして顔が赤かったり、唇が渇いている様子が
みられたら、脱水症状になっているかもしれません。
その時は、冷房のきいた部屋に寝かせたり、扇風機で
風を送ったり、水で絞ったぬれタオルなどで腿のつけ
根やわきの下に当ててながら水分補給をします。

　★熱中症のまとめ

①炎天下、長時間外で遊ばせない

②水分補給をこまめにとる

③冷房や扇風機等のない所で過ごさない

④外に出る時は帽子を被りましょう

⑤日陰を選んで遊ばせましょう

☆暑さ対策バッチリにして遊ばせてくださいね！

参考文献　フレーベル館
　　　　　　　　　　『子どもの体　安全　健康』


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