こんにちは、保育士の高梨です。
今回も乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ
方」について書いていこうと思います。
《1歳6カ月~3歳頃 幼児期前半
(歯を使って食べる)》
この頃は乳歯が20本と生えそろう時期です。
食事の形態も軟食から幼児食へと変わります。
2歳6カ月頃から乳歯列が完成しますが、噛む力は
まだ弱く、分厚い肉や生レタスなどは十分に噛めな
いため、食べ物を細かく切るなど工夫が必要です。
☆ポイント
①1歳6カ月児では、自分でしっかりコップを持っ
て飲むことは難しい時期ですが、今後乳歯列が完
成することで下顎が安定し、また手指の機能が伴
ってくると飲みやすくなります。
②マグマグのストローはとても便利ですが、口腔機
能発達面からすると、コップ飲みが重要です。
できるだけコップを使って飲みましょう。
③食べにくい形態の食べ物は、水分を足したり、と
ろみをつけたり、食べやすい食品に混ぜたりして
工夫をしましょう。
④上手く噛めないことがあったら、まだ乳歯列完成
前と思われますので、現在歯での咀嚼が可能な食
形態か確認してみましょう。
⑤飲み込めないものがあったら、まだ食形態に無理
がある場合もあります。口の中の状況、口腔機能
発達と食形態の不一致もあるので確認してみまし
ょう。
⑥遊び食べがあったら、食事時間を30分くらいで
区切りをつけてみることも行い、あまり食べきれ
なかった時は、次の食事で頑張ってみるのも良い
でしょう。
他に意識が向かないような環境作りをしましょ
う。
食形態に無理があり、負荷がかかり過ぎている
場合は、食べやすいように、食内容を検討してみ
ましょう。
参考文献 知多半島5市5町保健所作成
『乳幼児の口腔機能支援ハンドブック』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。