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理事長BLOG

下顎臼歯(下あご奥歯)のインプラント手術の注意点について

2026年6月28日

院長の奥井です。今回は下あご奥歯のインプラント手術の注意点について
説明したいと思います。
インプラント手術においては、インプラントを埋入する場所(上か下か前歯か奥歯か)
によってその場所特有の気をつけないといけないことがあります。
今回は下あごの奥歯について説明したいと思います。
下顎臼歯(下あご奥歯)で最も気をつけないといけないのは
下歯槽神経という神経がある事です。この神経を傷つけてしまうと
下唇の感覚が麻痺してしまいます。そのため神経より最低1.5mmから
2mm上にインプラントを留めておかないといけません。

あともう一つ大切なのは下顎底と言って下あごの底にインプラントが
突き抜けてはいけないという事です。下顎底の下には動脈、静脈が存在して
おり突き抜けてしまうと危険です。
しかしこの下顎底はレントゲンではわかりづらくCTで正面の断面図でないと
わからないことが言えます。

画像はCT画像になります。青線部分が下顎底で
インプラントとの距離はかなりあるように見えます。
しかしこれは横からの断面図になります。


画像は正面の断面図です。実は正面から
見ますとこのように下顎がカーブを描いて
えぐれていることが多いのです。この場合
このインプラントなら大丈夫ですが、もう少し長かったら
突き抜けていたかもしれません。

そのために大切なのは必ずC Tが必要という事になります。
またガイドというマウスピース様の機械をはめ込んでインプラントが
ずれないようにする事です。しかしガイドも100%信頼はできませんので
当院の場合は、まず予定の長さより短めにドリリングをして、短い棒を差し込んで
CTを撮影しおかしな方向に行っていないか確認しています。

このようにインプラント手術は1mmでもずれるだけで危険なことが
あります。そのため慎重さが求められると言えるでしょう。

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。


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