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理事長BLOG

ジルコニアクラウンとメタルボンドクラウンについて

2025年7月10日

今回はジルコニアクラウンとメタルボンドクラウンについて
説明したいと思います。
メタルボンドクラウンとは自費診療の被せ物でいわゆる金歯の表側に
セラミックを貼り付けたもので、強度も強くセラミックのため変色せず
自費診療で前歯に被せるものでは代表的なものでした。

しかし金属を用いるため金属アレルギーの問題や、またセラミックの内側が
金属のためどうしても透明感のある白さを出すことが難しいのが欠点でした。
また、縁の部分(マージンと言います)が歯茎が縮んで見えてくると黒っぽくみえる
という欠点もあります。

その欠点を補うのがジルコニアクラウンになります。
ジルコニアはとても硬いセラミックでほぼ割れないと言っていいでしょう。
そのため、オールセラミッククラウンという全てセラミックの被せ物が
出た時もありましたが割れやすいのが難点で、その難点を克服しています。

しかしジルコニアには透明感がありませんので、ジルコニアの外側にセラミックを
貼ったものがジルコニアボンドクラウンとなりとても審美的に良くなおかつ強いという
ものが出来ました。現在、当院の自費診療の被せ物の主になっております。


画像がメタルボンドクラウンになります。
青丸の部分がマージンの歯茎が縮んだ部分で黒っぽくなっています。


また金属にセラミックを貼っていますので内側は矢印のように
金属が見えています。


ジルコニアボンドクラウンです。透明感があり
マージンも綺麗です。


内側から見た部分で金属を使っていませんので
当然白いです。

このようにかつてはメタルボンドクラウンだったのが
今はジルコニアクラウンに移り変わっています。

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。

金額 リスクについて
ジルコニアボンドクラウン 121,000円
オールジルコニアクラウン 99,000円 (価格はR7年7月投稿時の価格です)
リスク 全く割れないということではありません。
硬いため対合歯(噛み合う方の歯)がすり減ることがあります。

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