今回は外傷による歯肉裂傷について説明したいと思います。
小児の場合、転倒が多くお口の外傷を受けることが多いです。
歯の脱臼や打撲が最も多いと思いますが、歯をぶつけてしまった
場合、まず歯科医院に受診してその歯がグラグラしていないか
折れていないかなどを確認してもらうことをお勧め致します。
また歯茎を切ってしまった、唇を切ってしまった場合は
その程度によっては経過観察か縫合処置が必要になります。
1歳半の小児患者様ですがかなり歯肉が
めくれ、裂傷になっています。
レントゲンではそれほどの異常は認められません
でした。
ここまでめくれていますと歯槽骨という骨まで
露出していましたので縫合させていただきました。
二週間後の状態です。歯肉もかなり回復しました。
このようにかなり低年齢の患者様の場合、受け入れが
難しい歯科医院もあります。
それでも外傷はこのように緊急処置が必要な場合も
ありますので、歯科医院への受診をお勧めし対応可能か
聞かれることをお勧め致します。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。