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理事長BLOG

子どもの病気について① 鼻水・咳

2024年12月13日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 寒くなりましたね。今回からは子どもの病気につい
て書いていきます。発熱がウイルスや細菌から身を守
る防衛反応であるように、咳や鼻水、嘔吐や下痢など
の症状もそれらを体の外に出そうとする防衛反応にな
ります。

 症状自体が悪者ではなく、悪いのはウイルスや細菌
です!

 目に見える症状(咳や鼻水、嘔吐、下痢など)は悪者
ではありませんが、そのせいで、体力を大きく消耗し
てしまいます。食事や睡眠を妨げたりするときは、解
熱剤で熱を下げたり、部屋を加湿して咳を抑えたり、
鼻水を吸い取って呼吸を楽にしたりします。

《咳について》

☆咳には、加湿・保温・水分補給

 咳をしてせっかく飲んだミルクを全部吐いてしまっ
た!とかようやく眠ったのに咳をしたせいで起きてし
まった!ということはよくあります。でも咳がこじれ
て肺炎や喘息になることはないです。

 鼻から吸い込んだほこり、ダニ、ウイルス。細菌な
どから肺を守ろうとする体の反応です。タンや誤って
飲み込んで軌道に詰まりかけた物を体へ出そうとする
働きもあります。

 早めに回復するには、加湿・保温・水分補給をして
あげましょう。

☆子どもの咳が止まらないのはなぜ?

 まだ子どもが小さいからです。特に3歳以下の子ども
で、寝ついてすぐや、明け方にひどいのは、鼻水がの
どに垂れ込んで、タンのようになっているのです。こ
のタンのようになったものを体の外に出すために咳を
しています。

☆咳を薬で止めるのは良いの?

 発熱と同じで、咳は体を守る大切な反応です。薬で
咳を止めようとするのは、咳でタンを追い出すという
体の正常な反応を止めようとする行為です。あまりお
勧めできないそうです。

☆咳を楽にするには?

①鼻水を吸い取る(耳鼻科でもしてくれます)

②加湿・保温でタンを出しやすくする

☆7日以上続く咳は受診をしよう

 寝つきにくかったり、途中で目が覚めたりする場合
には、早めに受診しましょう。よく眠れている場合で
も、7日以上続く咳は、小児科で受診してくださいね。

☆ゼェゼェが出やすいのはぜんそく?

 気管支が炎症を起こし、粘膜がはれて気道が狭くな
っているようです。狭くなった気道を空気が流れると
きに音が発生します。

 風邪のときだけでなく、ダニやホコリを吸い込んで
喘鳴がでることもあります。

 気管支の炎症が慢性的に続いている病気を気管支喘
息といいます。慢性的なものなので、ある程度期間を
かけてから‘’ぜんそく‘’と診断されます。

 診断されなくて喘鳴や咳が出やすい子どもは、気管
支が弱い子どもとなります。

 気管支喘息と診断されても医師のもとで適切な治療
をしていれば、子どもの喘息の多くは、遅くても中学
に入るころまでに治るそうです。

参考文献  一万年堂出版 
       『子育てハッピーアドバイス
         知っててよかった小児科の巻』


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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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