こんにちは、保育士の高梨です。
今回も専門家たちに育児について大事なことが書い
てありましたのでまとめてみました。
第四回目は、‘’明治大学文学部教授で教育カウンセ
ラー、教育学博士の諸富祥彦先生の育児について‘’で
す。
①イライラしている親がいちばん危ない!
0~3歳の子育てでいちばん大切なことは、親の心が
安定していることです。そのことが、子どもの人生に
大きく影響します。特にこの時期は脳の発達や心の安
定に重要な時期なので、そばにイライラしている人が
いるのは、子どもにダメージを与えます。
②心の安定を保つために仕事の復帰もあり!
子どもと二人きりで過ごしていてストレスを感じて
いるのであれば、仕事に復帰して子どもと過ごす時間
を短くした方が良いと思います。親がイライラする姿
を見せているのであれば子どもは迷惑と感じます。
③3歳までは一貫して愛情を注ぐこと
3歳ぐらいまでは思い切り愛情を注ぐことが大切で
す。お母さんは、子どもに対して悪いことをしたらイ
ラっとしてかなりきつく怒ってしまうこともあると思
います。そういう時は、深呼吸したり、隣の部屋で落
ち着いたりして心のスイッチをチェンジしてから子ど
もと接しましょう。
④しかりすぎていない?
2歳ぐらいから行動範囲が広くなり怖いもの知らず
で危険なこともしてしまいます。この時ついカッとな
ってきつく叱ってしまうこともあると思います。
相手はまだ2~3歳です。ムキになり過ぎてはいけま
せん。
英才教育や早期教育には反対ではありません。でも
子どもがやりたくないのにやらせるのはいけません。
※あなたのお子さんの表情は、どうですか?
※イキイキしていますか?
※暗くなっていませんか?
子どもを追い詰めることで自分の心の安定を得ていな
いか、立ち止まって考えてみてほしいです。
⑤自信につながるしかり方を
どういう叱り方が良いというと、「自分はできるん
だ!」という感覚が残せるような叱り方をすることで
す。
自己信頼感を損なうような叱り方は悪い叱り方で
す。
例えば、子どもが部屋を散らかして片づけしていな
いようであれば、ただ「散らかしたね!片づけなさい
!」というのではなく、「〇〇くん、散らかしたまま
だね、お母さんは、○○くんなら、自分で片づけられ
ると思うんだよね、できるよね?」と私は子どもを信
じたいという気持ちを伝えるのがポイントです。
基本的に男の子と女の子は同じですが、ただ男の子
の場合は、プライドを持っている傾向が多いので、プ
ライドをつぶしてしまうような叱り方は、自尊感情や
自己肯定感を損なうのでいけません。そうなるとやる
気を失ってしまいエネルギーの低い子どもに育ってし
まいます。
「あなたはできるのよ!」と自己信頼を育てる言い
方が大切です。
女の子の場合は、粘り強く根性があります。叱り方
もステップバイステップで、こまめに具体的に積み重
ねていくのが良いです。
子どもを育てるというのは忍耐強さが必要です。
子育てが辛くなったら、一人で抱え込まないで周り
の人に相談して手伝ってもらうことも必要です。お母
さんの心の安定で子どもは脳の発達や心の安定につな
がります。
☆諸富祥彦先生の子育てでしてよいこと
①ときには子どもと離れて自分の時間を持とう
四六時中子どもといるとストレスがたまると思いま
す。一日5時間ぐらい離れれば、健全な環境を保てるで
しょう。
②3歳ごろまでは甘やかして良い
ベタベタして愛情表現をしてあげましょう。スキン
シップをすることは大切です。
★諸富祥彦先生の子育てでダメなこと
シングルマザーは父親の役割も果たさなくて良いで
す。母親が父親の役割を果たそうとすると、母親のい
ない家庭になってしまいます。
家庭内に‘’許す‘’母性の機能がないのは危険です。
参考文献 主婦の友社 『育脳べビモ』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。