こんにちは、保育士の高梨です。
今回も歯の生活習慣について書いていきます。
《よく歯を食いしばっているが
歯が丈夫になるのかな?》
いいえ、食いしばりは歯に負担がかかってしまいま
す。
ストレスがかかったり、体に力が入っていたり、寝
ているときに、無意識で歯ぎしりしたり、食いしばっ
たりしていることがあります。
この時に、歯やあごにかかる力は体重の約2倍とい
われています。例えば60㎏の体重の人であれば、120
㎏の力がかかってしまいます。これが続いてしまうと
歯のすり減りが生じて、あごの負担がかかり、顎関節
症の要因になってしまいます。
起きているときは、首や肩や顎の力を抜きましょう
首や肩のストレッチをしたり、リラックスする時間を
増やしましょう。
寝ているときに歯の食いしばりをしているようであ
れば、歯科でマウスピースを作ることも良いです。
※マウスピースは、歯のすり減り予防で、歯ぎしりそ
のものを予防するわけではないです。
※マウスピースの長期使用は、筋紡錘というあごの筋
肉内にある、筋肉の長さを察知するセンサーを狂わ
せてしまうことがあります。マウスピースを歯科で
作った時は、その後定期健診も受けてくださいね。
※歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯のエナメル
質に亀裂が入り、その部分に細菌がたまり、虫歯の
原因になることがあります。
《歯を守るなら、口呼吸より鼻呼吸が良いの?》
はい、口呼吸では、歯を守ってくれる唾液が減って
しまいます。鼻呼吸が良いです。
☆口呼吸はなぜダメなの?
①風邪をひきやすい
口からですと菌が直接入ってしまいます。
②睡眠時無呼吸症候群を招きやすいです。
③虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
④唾液の分泌が減ってしまいます。
口呼吸をしていると口の中が乾いて唾液の分泌量が
減ってしまいます。唾液には、歯や歯ぐきを守り、悪
玉菌を抑える働きがあります。
鼻呼吸にすると虫歯や歯周病、口臭予防になります
※鼻炎や鼻の病気で鼻がつまっていると口呼吸になる
場合があります。耳鼻科で治療をした方が良いです
また、習慣や癖で口呼吸になっている場合は、舌の
位置を整える必要があるそうです。
参考文献 飛鳥新社
『歯のメンテナンス大全』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。