こんにちは、保育士の高梨です。
今回もビタミンについて書いていきます。 今回は
ビタミンCとビタミンDです。
《ビタミンCについて》
ビタミンCは、身体の中で最も多く働いているビタ
ミンで、食品から一度にたくさん摂取しても必要以上
は排出されます。
主な働きは、コラーゲンをつくる助けをします。
コラーゲンは、体内のたんぱく質の30%を占めてい
て血管、筋肉、骨、皮膚などの細胞をつなぎ、丈夫に
保つ役割を担います。また細胞をサビつかせ、老化を
招く活性酸素を抑えてくれるので美肌を保つ役割もし
てくれたり動脈硬化を防ぎ、血管も若くしてくれます
ビタミンCを摂ることによって骨粗しょう症の予防
にもなります。
《ビタミンCに多く含まれる食材》
赤パプリカ キウイフルーツ(黄色の方が緑色のものよ
りビタミンCが約2倍ある) いちご 茹でたブロッコ
リーみかんなど
☆納豆+小松菜=鉄が吸収しやすくなる
☆オレンジ+にんじん=老化予防に効果的な組み合わ
せ
※野菜や果物に多く含まれていて、熱や水に弱いので
調理に工夫が必要です。
《不足したらどうなるの?》
メラニンという色素が皮膚に沈着し、シミができる
こともあります。またコラーゲンが不足することで毛
細血管から出血する「壊血病」を招きます。
壊血病とは、歯ぐきが腫れ出血し、無気力になり、
衰弱して死に至る怖い病気です。15~18世紀に200万
人が亡くなったそうです。
《過剰摂取したらどうなるの?》
食品からの過剰摂取は排出されますが、一度に多く
の量を摂取すると一過性の嘔吐、下痢、食欲不振の症
状が出る場合もあります。
サプリメントなどで過剰摂取しないように気を付け
ましょう。
《ビタミンDについて》
ビタミンDは全部で6種類(D2~D6)ありますが、
食べ物から摂取できるのはD2とD3の2つです。主な
働きは、骨や歯の材料となるカルシウムのサポートを
します。
カルシウムが不足すると、骨や歯のカルシウムを溶
かして血液に送る働きもします。
また、免疫力を高めてくれてアレルギーを撃退して
くれる働きもあります。
直射日光を浴びることにより体内でも合成されます
浴びすぎには注意が必要ですが、適度な日光浴はした
方が良いです。
《ビタミンDに多く含まれる食材》
鮭、カジキ、さんま、まぐろ、さば、しらす、などの
魚類、干ししいたけ、乾燥きくらげ、エリンギ、まい
たけなどのキノコ類、卵など
☆鯖+チーズ=相乗効果
☆卵+ブロッコリー=相乗効果
《不足したらどうなるの?》
発育期に不足すると、骨がしっかり形成されず、く
るぶし、ひざなどの関節が肥大化し二重関節になる
「くる病」を引き起こしたり、免疫力が低下します。
成長している子どもや胎児にカルシウムを与えてい
る妊婦の人には、意識して食品から摂り入れないとい
けません。
《過剰摂取したらどうなるの?》
摂りすぎが長くなると腎臓にカルシウムが大量に沈
着し腎不全に繋がり、さらには尿毒症を引き起こし命
に関わることもあります。
尿毒症とは、腎臓が障害を受け、十分に機能しなく
なると老廃物や毒素が体内に蓄積し、様々な障害を生
じてしまいます。
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。