こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、食事の時によく噛むことの大切さを書いて
いきます。以前からよく噛むことは良いとされていま
すが、どうして良いのでしょうか?
それは、よく噛むことで脳と体を発達させるからで
す。早食いすることは、窒息事故につながることもあ
ります。
《よく噛むことのメリット》
①脳神経を刺激するので、脳の働きを活発にし、記憶
力をよくするなど、知能の発達とも深い関係にある
ことが分かっています。
※脳神経とは、12対の神経で構成され、脳から直接
出て頭部、頸部、体幹の様々な部位へと伸びていま
す。脳神経には特殊な感覚(視覚、聴覚、味覚など)
を担うものと、顔の筋肉を制御したり腺を調節した
りするものがあります。脳神経には、それぞれの位
置に応じて、脳の前から後ろに向かって番号と名前
が付けられています。
②よく噛むことで食材本来の味を感じることができま
す。
③口を開けたり閉じたりするため顔などの骨や筋肉が
動き、これにより血流が増加し、脳に酸素と栄養が
送られるため、脳細胞の働きが活発になり、反射神
経や判断力が良くなります。
④子どもは知育を助け、高齢者は認知症予防になりま
す。
⑤噛む動作によってあごや口の周りの筋肉を動かすこ
とは、表情を豊かにしたり、きれいな発音で話すこ
とにもつながります。
《毎日のセルフケアをしましょう!》
よく噛むことができる丈夫な歯を維持するために、
毎日のハミガキはとても重要です。またデンタルフロ
スなどで歯間の汚れも取りましょう。
《噛むことの大切さは親が教えよう!》
親にとって毎日教えることは大変ですが、子どもに
とって一生に繋がる大事なことです。噛む力を発達さ
せるためには、子どもが自分で食べる意欲を持つこと
も大切です。親が見本となって噛むことの大切さ教え
てあげましょう。
《おいしく食べると味覚が育つ》
小さい時から色々な食材に触れることは大切です。
多くの味を経験させて、味覚の領域を広げていってあ
げると、酸味や苦みもおいしいと思えるようになって
きます。食事の時が楽しいし美味しい!と思えるよう
にさせてあげましょう。
《よく噛む効用‘’卑弥呼の歯がいーぜ‘’》
日本咀嚼学会が提案する「噛む効用」のキャッチフ
レーズ。弥生時代の人々は、食事で噛む回数が現代人
の約6倍だったそうです。
参考文献 主婦の友社
『成功する子は食べ物が9割』
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16時半まで保育士がおります。
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