こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、予防接種について書いていきます。
予防接種には、定期接種と任意接種があります。定
期接種は、予防接種を受けるよう努めなければならな
いもので麻疹、風疹、BCG、四種混合などがあります。
定期接種は、受けるべき時期(年齢)が決まっています
任意接種はおたふくかぜなどの予防接種で、受けた
方が良いというものもあります。
《予防接種の受けるメリットとデメリット》
☆メリット
麻疹ウイルスの場合、感染力が強く、咳がひどくな
ったり、高熱が長引いたりします。気管支炎や肺炎と
いった合併症も起こしやすく、命に係わる病気です。
予防接種を打つことにより予防できます。
小児科医が予防接種積極派が多いのは、病気の怖さ
を知っているからです。
★デメリット
副作用ゼロの薬、副反応ゼロの予防接種はありませ
ん。予防接種は受けるメリットと、副反応のリスクの
両方を考えなくてはいけません。
任意接種の中には高額なものもあります。
《接種をしない場合》
ワクチンにより予防接種を受けられる対象年齢期間
が短いことがあるのでその時期を外してしまうと自費
になってしまうので注意しましょう。
もし接種をしないという判断をしたなら、子どもに
この予防接種を打っていないよ、と母子手帳に残して
おくか、必ず伝えることが大切です。
将来、海外赴任になった時、赴任場所によっては予
防接種を考えなければならない場合もあります。
《予防接種の相談はどこにすればいいの?》
予防接種の相談方法のお勧めは
①市区町村の役所の健康課などの担当窓口
②上の子のかかりつけ医に、受診のついでに聞く
③予防接種スタート時に一気にスケジュールを立てて
くれる医療機関を探す
《生後2か月になったら予防接種を打ちましょう》
早めにヒブと肺炎球菌の予防接種を打ちにいきまし
ょう。ヒブと肺炎球菌のワクチンは不活化ワクチンと
いう種類で、予防接種1週間空けたら、次の予防接種
を受けることができるので、予定を立てやすいです。
《最初の予防接種の時に医師と相談しよう》
ヒブと肺炎球菌で予防接種するときに次に受けるワ
クチンを考えなくてはなりません。ロタウイルスワク
チン(現在は自費で高額)やB型肝炎をどうするかなど
を、予防接種の時に医師と相談するのも良いです。
参考文献 株式会社KADOKAWA
『小児科医が教える子どもが病気のとき
どうすればいいかがわかる本』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。