院長の奥井です。
今回は裂溝う蝕 奥歯の溝の虫歯について説明したいと思います。
虫歯のなりやすい場所の一つとして奥歯の溝の部分があります。
奥歯の溝の部分を裂溝といいますが、溝の部分は歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいです。
ですから小児患者様の場合はシーラントという予防のつめ物を詰める事がよくあります。
https://okui-dc.jp/2022/04/07/%E5%A5%A5%E6%AD%AF%E3%81%AE%E8%99%AB%E6%AD%AF%E4%BA%88%E9%98%B2%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E3%80%80%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/
そしてこの裂溝う蝕の困るのは、虫歯が「アリの巣」状になっている事が多い事です。
歯の表面はエナメル質という非常に組織で覆われている。虫歯菌が砂糖を栄養源にして酸を出して歯を溶かすのですがエナメル質は、なかなか溶けません。
しかし一度溶けますと中の象牙質は柔らかいので虫歯わ一気に広がる事が多いのです。
それがあたかも「アリの巣」に見えてしまいます。
この溝が虫歯になります。自覚症状はありません。
青い虫歯で染まる液をつけながら削っていきます。
虫歯がかなり深い事がわかります。
プラスチックを詰めた状態です。
原因の一つとして噛み合っていない事もあります。
そうしますと汚れが溜まりやすいです。
裂溝う蝕は発見が遅れることが多く、場合によっては神経を取らないといけない事もあります。
定期的は健診を受けられる事をお勧め致します。