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理事長BLOG

延長ブリッジについて

2023年7月2日
院長の奥井です。
今回は延長ブリッジについて説明したいと思います。

ブリッジというのはいわゆる『橋』の事で抜歯などで失われた歯の
両隣を削って連結して被せる治療の事を言います。
以前もブリッジについて投稿しております。

https://okui-dc.jp/2021/10/14/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%AE%E7%B4%A0%E6%99%B4%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%95%E2%91%A2%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B8%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84-2/

そのブリッジの中でも今回の延長ブリッジがあります。
延長ブリッジとは名前の通りで延長したブリッジの事です。
例えば一番後ろの歯を失った場合にはつなぎたくても
つなぐ歯がありません。
その場合その前の歯2本をつないで延ばしたものを延長ブリッジと
言います。
しかしいわゆる「プールの飛び込み台」と同じで欠損部(失った場所)
に応力がかかり負担がかかりますので私は一番奥歯の延長ブリッジは
お勧めしません。
しかし以下のようなケースがあります。


レントゲンですのでわかりにくいかも知れませんが、この場合は
すでに前歯にブリッジが入っています。
青点部分が歯のない部分でポンティックと呼ばれるものです、
向かって左矢印の隣に延長ブリッジが入っていますが、これを
繋げようと思うと前歯の6本分のブリッジを外さないといけなく
大掛かりになります。
こういう場合は延長ブリッジを用います、可能であればインプラントが
一番良いよ思います。


延長ブリッジの支台歯(しだいし 土台となる歯の事です)です。
向かって右に歯がありません。


延長ブリッジが入ったところです。
青点が歯のない部分でポンティックです。

この場合は先ほど述べた奥歯でないので、それほどは
噛み合わせの負担も少ないと思います。
しかし前歯のブリッジをやり直ししないためであり
本来、ブリッジは両隣で被せて支える方が安心といえます。

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