説明したいと思います。
スライディングプレートとは文字通りスライドさせる板です。
上あごまたは下あごに装着されたマウスピースのような
もので閉じた時に下あごを前方にスライドさせるように
できています。主に下顎が後退しているいわゆる出っ歯の
ケースによく用いられます。また噛み合わせが深いケースも
適応です。

画像はスライディングプレートを装着した状態に
なります。下あごが前方にスライドしています。

お口を開けるとこのようになっています。
本装置は、食事のとき以外は長時間使用することが基本です。
装着して、噛みしめ、タッピング(カチカチ噛むこと)を行います。
通常は、装置装着後、咬合挙上(噛み合わせが浅くなる)の効果は約3ヶ月で現れてきますが、
後戻りを考慮し、6~12か月は使用することが望ましいです。
1年以上使用しても効果が現れない場合は、患者様の使用状況、または装置の設計に問題がある
可能性が考えられます。
スライディングプレートは矯正診療の自費診療の中に含まれます。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。