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理事長BLOG

インプラント周囲炎について 

2025年6月19日

今回はインプラント周囲炎について説明したいと思います。
インプラント周囲炎とはインプラント周囲の歯肉や骨がプラークや歯石によって
炎症を起こす病気になります。
歯周病と極めて似ていますが、歯周病との違いは歯は歯根膜という靭帯で骨と
結合しているため炎症に抵抗できるのに対し、インプラントは骨に直接結合して
いますので炎症に弱いという事です。
症状が軽度でしたら周囲の洗浄や投薬またはレーザーなどで殺菌を行うのも
効果的です。
しかしインプラント自体の動揺があれば、インプラントの撤去が対処法に
なってしまいます。


画像の上2本がインプラントです。見た目では分かりにくいですが
噛む時の痛みと動揺があります。


レントゲンではインプラントを支える骨がほぼ失われています。


撤去されたインプラントです。

しかしこのインプラントは20年近く持たれたとの
事ですのでかなり長持ちしたことになります。
インプラントの寿命は平均10年ほどと言われていますので。

インプラントは歯に比べると細いです。大体よく使われるのが
直径4mm程度です。その上に上部構造という歯の形のものを
載せますので、どうしても頭でっかちになり、インプラントと
上部構造の境目が磨きにくくなります。そのため日頃からの
清掃や歯科医院での定期検診は必須と言えるでしょう。

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。

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