こんにちは、保育士の高梨です。
今回も我が子が成長するにつれて、親の悩みをとり
あげて、どうしたら良いかを書いていきます。
今回は、食べ物の好き嫌いの悩みについて書いてい
きます。
《食べ物の好き嫌い、どうしたら良いの?》
もともと人間が脳に伝える味は、甘味・うま味・塩
味・苦み・酸味の5つといわれています。その中で、
おいしい!と感じるのは、甘味・うま味・塩味です。
それ以外の苦みと酸味は、経験と学習によって養わ
れていきます。例えば、コーヒーなどの苦みは、初め
てコーヒーを飲んだ時、あまりおいしいと感じないと
思いますが、何度も飲んでいるうちに美味しい、また
飲みたい!と感じるようになっていきます。
嫌いな食品を食べさせるために大事なのは、まず食
卓を楽しいものにして、親が美味しそうに食べてみせ
ることが大切です。
好き嫌いを克服しようと思う気持ちをまずは一旦忘
れて、子どもの好き嫌いを無理に克服しようとはせず
気長に向き合うことが大切です。
《どうしても食べてくれない時は
どうしたら良いの?》
①無理に食べさせないようにしよう
食べないことに対して怒ったりすることはいけない
です。また、これを食べたらご褒美でおやつをあげる
ね、ということもやめましょう。
②とりあえず嫌いな食材も食卓にのせてみよう
食卓に嫌いな食材を全くのせないということは、こ
らからもずっと嫌いなままになります。食べなくても
時々食卓においておくことも大切です。無理強いせず
残しても良い!という気持ちを持つようにしましょう
③子どもと大人と同じ物を食べましょう
基本的には親子で同じものを食べましょう。家族全
員で同じ食べ物を食べていると会話も弾みますし、親
が美味しそうに食べていると子どもは真似して食べて
くれるようになります。
④一言の言葉がけをしましょう
嫌いな食べ物が置いてあるときに、毎日「食べて欲
しいなー」など何度も言うのは良くありません。でも
何も言わないのも良くありません。その嫌いな食べ物
をママやパパが美味しそうに食べて、「美味しいわ!
これを食べると元気が出るわ!」などと言うことも大
切です。
⑤おやつを食べ過ぎないようにしましょう
⑥たくさん身体を動かして遊びましょう
※人間の身体(特に小さな子ども)は、栄養が足りなけ
れば別のもので補おうとする力が働きます。なので
ママやパパはあまり神経質にならないようにしまし
ょう!
参考文献 東京書店 『子育てのどうして』
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