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理事長BLOG

アマルガムについて

2025年4月10日

今回はアマルガムについて説明したいと思います。
アマルガムとは、水銀と銀、スズ、銅などの金属を混ぜ合わせた合金です。
虫歯の治療で歯に詰めたり被せたりする歯科材料として、昔はよく使われました。
しかし、水銀の健康への影響が懸念されるため、現在は使用がほとんどなくなっています。

アマルガムには銀の抗菌作用があり、また詰めるときは柔らかいので歯にフィットし
後で硬くなるのと材料も安価のため昔使われた理由と思います。
しかし水銀がお口の中で溶け出し、口内炎、歯肉炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、頭痛、
めまい、不眠症、感覚異常、免疫性疾患などを発症する恐れがあリます。また不妊の
原因になるという報告もあります。
デンマークやイギリスでは、妊婦に限らずすべての患者に対して、使用が禁止されています。
ですからアマルガムは外した方が良いと思います。


画像の黄色で囲った部分がアマルガムです。


アマルガムを外したところです。
銀の成分で歯が黒く変色しています。


樹脂に詰め直したところです。
今回は歯と歯の間を含んでいないため欠けにくく
樹脂で対応しました。

このようにアマルガムが詰めてある歯は除去して
詰め直すか、被せ直すことをお勧め致します。

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。

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