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理事長BLOG

湾曲根管 曲がった神経の治療について

2025年2月2日
院長の奥井です。
今回は湾曲根管 曲がった神経の治療について
説明したいと思います。

虫歯が神経にまで進行しますと抜髄(ばつずい)といい神経を取る
治療が必要となります。
歯の真ん中に穴をあけてその中の神経を取る訳ですが、歯の根っこの
中の神経を取る必要があります。その根っこが曲がっていることが
あり、その根っこを湾曲根管と言います。
湾曲根管は治療が難しく以下のようなトラブルが起きやすいです。

①ステップといい曲がっている部分で神経を取る器具が止まってしまい
 それ以上治療ができなくなる
②ファイルという神経を取る針金のような器具が折れてしまいそのまま
 根っこの中に残ってしまう
③無理に清掃をしすぎて本来の根っこの方向と違う方向に穴ができてしまう

などがあります。そのため湾曲根管は慎重な治療が必要になります。


湾曲根管の場合。ファイルにプレカーブといい先に
カーブをつけておいて治療することが大切です。


根管の中にファイルがしっかり入っています。


ファイルを入れてのレントゲンです。
青線で示しましたように根が曲がっています。


根管充填といい最終的な樹脂で塞いで根の治療は
終了です。しっかりと先まで入っています。

湾曲根管はよく遭遇する根管です。
そのため慎重な治療が必要となります。

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