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理事長BLOG

0~3歳の子どもの育児について⑤ 専門家たちの教え

2024年12月10日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回も専門家たちに育児について大事なことが書い
てありましたのでまとめてみました。

 第五回目は、‘’お茶の水女子大学名誉教授、専門は、
発達心理学の菅原ますみ先生の育児について‘’です。

①最初の4年間は子どもにご奉公する時代

 生後0~1カ月の新生児期、2カ月~1歳6カ月の乳児
期、1歳7カ月~3歳の幼児期の3つの発達時期がありま
す。子どもにとって大きな発達があります。この4年間
は、「お腹が空いた」「おむつを替えて」など子ども
の要求を満たす必要があります。

②新生児期に必要なのは赤ちゃんとの愛着形成

 子どもが自分を必要として呼んだとき、その応え方
を毎日学習していきます。ニーズを満たしてくれる人
は、赤ちゃんからすると優秀なリモコンとなります。
 昼も夜もなくご奉公をしてくれる人に愛情を向けて
くれるようになり愛着形成ができてきます。

③お母さんひとりでは無理!大人軍団で力を合わせて

 お母さん一人で頑張るのは無理です。周りの人たち
に助けをしてもらって一人でストレスを抱え込まない
ように妊婦中から作戦を立てておくのが良いです。

④1歳半を過ぎたらしつけを始めましょう

 1歳半を過ぎたら社会的なルール(しつけ)を教え始
めましょう。2歳ぐらいになると自分のストレートな
欲求を出すだけの段階です。人の気持ちがよく分かる
ようになるのは4歳半ごろです。小さい時期から挨拶
をするとか靴をそろえるとか、こちらがお手本も見せ
て促し、できなかったら手を添えて教えるという教育
的な関わりも少しずつ始めます。

 子ども同士で遊ばせることも大事です。どうやった
らお友達が遊んでくれるか、友達として存在が許させ
るかというのは自分で解決していかないといけないの
で、親は児童館や親子広場といったところに連れて行
き、見守って欲しいです。

⑤子育て後の人生設計を考えることも大事

 夫婦間の相互サポートが不可欠です。それから、い
い保育所を選ぶ、職・住・保が接近した子育てに便利
な環境を整える、人的資源をフル活用することを忘れ
ないで子どもが小さくて大変なうちは、お母さんにと
ってベストな環境をつくり上げること、これが最も重
要です。

☆菅原ますみ先生のしていいこと

①関わらなくては愛情は育たない

 赤ちゃんの欲求に可能な限り応えてあげましょう。

②しつけを教えなければあいさつはできません

 しつけは教えないと身に付きません。挨拶やマナー
は親が教えてあげて上手にできたら褒めてあげましょ
う。

★菅原ますみ先生の子育てでダメなこと

①ストレスをためてはだめです

 生まれてから4年間は赤ちゃんの欲求を満たさないと
いけません。でも「自分」の時間も残しておかないと
ストレスがたまります。

②祖父母で気が合わなくても付き合いましょう

 子育てしていくうえで大事なチームメートです。好
き嫌いは別にして、割り切って付き合いましょう。

③父親は乳幼児のころに出番はない

 このことはダメです。乳幼児期に愛着を形成するの
は母親だけでなく、父親にとっても必要です。父親と
赤ちゃん二人きりで過ごしてみて信頼関係を確立しま
しょう。
 小さい頃の積み重ねが思春期でモノをいいます。

参考文献    主婦の友社  『育脳べビモ』

 
赤ちゃんとママ(お母さん)無料イラスト/フリー素材

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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