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理事長BLOG

子どもの睡眠について 質の良い睡眠を摂るには?

2024年11月12日

 こんにちは、 保育士の高梨です。

 今回は、子どもの睡眠について書いていきます。

 イスラエルの睡眠研究者の調査によると3歳以下の
日本人の子どもの平均睡眠時間は11時間37分で世界一
睡眠時間が短いそうです。最長のニュージーランドと
比べると100分も短いです。

《睡眠時間が短い子どもは
       どのようなことが起きるの?》

①脳が小さくなります

 睡眠時間が短い子どもは、海馬(脳の中にある記憶
や空間認知をつかさどる重要な部分)が小さいという
研究結果があります。その体積が小さいと、脳の働き
に影響するだけでなく、将来アルツハイマー病やうつ
病の発症にも関係するといわれているそうです。

②脳は時差ボケ状態になります

 夜更かしや睡眠不足が続くと脳の疲れが蓄積され、
やがて体内時計のリズムがくるってきます。普通の人
の体温は、日中上がり、夜には下がりますが、夜更か
しや睡眠不足の人は、脳が時差ボケ状態になり体温調
節がうまくいかなくなります。
 その結果、元気に体を動かすことができなくなって
しまいます。

《夜にスマホを見るのはなぜ良くないの?》

①興奮、不安感で脳は寝つけなくなってしまう

 質の良い睡眠をとるには、ストレスと興奮は絶対に
良くありません。夜にテレビやスマホを見てしまうと
脳は興奮状態になってしまい、ストレスを感じてしま
います。その結果、眠いのになかなか寝つけなくなっ
て、良い睡眠はとれません。

②体内時計がくるってしまう

 暗くなると、脳から‘’メラトニン‘’というホルモンが
分泌され、体の状態が覚醒から睡眠モードに切れ替え
られます。ところが、スマホなどを夜に見てしまうと
メラトニンの分泌が抑えられて、体内時計のリズムが
くるってしまい、寝つきも悪くなります。

《質の良い睡眠を摂るためにして欲しいこと》

①朝、日光を浴びよう!

 朝、日光をしっかり浴びると、体内時計がリセット
されます。

②朝ごはんをしっかり食べよう!

 一日の活動のエネルギーとして重要です。

③昼間は元気よく活動しよう!

 日中よく動くと、心地よい睡眠が摂れます。

④昼寝をするなら
    午後12時から3時ごろまでにさせよう!

 昼寝が午後1回になったら、この時間までにさせて
あげて夜の睡眠に響かせないようにしましょう。

⑤寝る前にごはんは食べさせないようにしよう!

 就寝の2時間前までには食事を終えましょう。

⑥入浴時間は就寝の2時間前までに済ませよう!

 スムーズに就寝させるためにはこの時間までが良
いです。また寝る前に熱いお風呂に入ってしまうと
体温を上げてしまい、寝つきを悪くしてしまいます。

⑦夜はスマホやテレビを見せない!

 脳が興奮状態にさせてしまうので午後6時以降は
見せないようにしましょう。

⑧寝る時は部屋を暗くしよう!

 夜照明が明るいと脳は活動時間と間違えます。夕方
以降は、間接照明が良いです。

⑨早寝させてあげましょう!

 夜10時半~午前2時までが、成長ホルモンが最も分
泌されます。ですから、夜9時までにはお布団に入る
ようにしましょう。

⑩親子で早寝早起きしましょう!

 睡眠は脳にとってとても大事です。健康に過ごすた
めにも、親子で規則正しい生活を送りましょう。

参考文献    主婦の友社  『育脳べビモ』


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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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