こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、離乳食について書いていきます。
脳と体がグングン成長する赤ちゃんは、離乳食によ
ってその子の頭の良さに大きく影響するという研究結
果が報告されているそうです。
頭のいい子に育つ離乳食で7つの習慣をすると良い
そうです。そこで2回のブログに渡って7つの習慣を書
いていきます。
①消化機能やかむ力に合わせた食事が必要
赤ちゃんは大人と違って消化器官が未熟です。例え
ば、胃ですと赤ちゃんは縦長の筒型で、大人とは全く
違います。赤ちゃんの胃は、食べたものや飲んだもの
が外に出やすく、吐きやすいです。口から入った食べ
物を胃から腸へ送る蠕動(ぜんどう)は、1歳ごろまで
は大人の半分以下で、食べ物を分解するのに必要な消
化酵素の分泌も不十分です。
また免疫機能も不十分で、病原体や毒物などに対す
る抵抗力が弱いです。
大人とほぼ同じ消化機能になるのは、8歳だそうで
す。それまでは、子どもの未熟さに注意をはらって、
かむ力や消化器官の発達段階にふさわしい離乳食を用
意する必要があります。
②栄養バランスのよい食事がとても大切
誕生の時に大人の25%しかない脳の容量は、生後5
カ月には50%、離乳食完了時は70~80%、3歳の頃に
は成人と同じぐらいになります。
以前のブログに書きましたが、シナプス(脳の神経細
胞をつなげる接合部)をたくさん増やすことが大事です
7歳ぐらいまでに脳の容量や構造、働きなどが目覚ま
しく発達します。つまり、この時期までに脳に必要な
栄養素を供給することが重要です。
5か月ごろまでは、母乳やミルクで栄養は十分ですが
それ以降は、米やパン、肉や魚、大豆製品、野菜、果
物などを離乳食からバランスよく栄養を摂ることが大
切です。
③鉄分をしっかり摂ろう!
9か月ごろからは鉄分もしっかり摂るようにします。
9か月以降も母乳中心ですと、不足してはいけない鉄
分が摂れにくくなります。鉄は血液中のヘモグロビン
を作り、体じゅうに酸素を運ぶ重要な役目をしてくれ
ます。不足すると、鉄欠乏性貧血症になり、脳への影
響を及ぼします。脳神経の発達の遅れは、運動機能に
もあらわれます。
9か月以降も母乳中心の赤ちゃんは、離乳食メインに
して鉄分豊富な離乳食にしましょう。
☆鉄分豊富な食材
《5~6か月の赤ちゃん》
ほうれん草、小松菜、モロヘイヤなど
《7~8カ月の赤ちゃん》
まぐろ、かつお、納豆、ひじきなど
《9~11カ月の赤ちゃん》
あさり、切り干し大根、牛・豚の赤身肉など
《1歳~1歳6か月の赤ちゃん》
牛・豚のひき肉、がんもどきなど
参考文献 主婦の友社 『育脳ベビモ』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。