こんにちは、保育士の高梨です。
今回も幼児期で病気になった時の食事について書い
ていきます。
《口内炎がある時の食事はどうしたら良いの?》
①塩味や酸味は避けて薄味にしよう!
塩味や酸味のあるものが口内に触れると激しい痛み
を起こします。味付けはごく薄味にしましょう。
②熱いものは冷ましましょう!
熱いものは口内炎を刺激してしまいます。お茶や汁
物は冷ましてから飲みましょう。
③噛まずに食べられるものにしましょう!
あんかけやゼリーなどにしてあまりかまないものを
選んであげましょう。
※口内炎が少しおさまってきたら、粘膜を保護してく
れるビタミンB2(卵、乳製品、納豆など)を積極的に
摂りましょう!
《のどが痛い・咳が出る時の食事は
どうしたら良いの?》
①こまめに水分補給をしましょう!
水分をこまめに摂ることで上気道が潤い、炎症や痛
みが抑えられます。
②のど越しの良いものを選びましょう!
豆腐や茶わん蒸しなどのやわらかいものは、のど越
しがよく飲み込みやすいのでおススメです。
③熱いもの冷たいもの刺激の強いものはNG!
それらのものは気道に刺激をあたえ、さらに咳が悪
化します。長引く場合は、気管支炎や肺炎を起こす場
合がありますので早めに受診しましょう。
《鼻水・鼻づまりの時はどうしたら良いの?》
①水分をとって鼻を潤しましょう!
乾燥により鼻水がたまると余計に苦しくなります。
鼻の粘膜を潤すために水分は多めに摂ることが大切で
す。
②温かいもので鼻づまりを解消させましょう!
温かいスープや味噌汁、うどんなどのメニューは湯
気が立っておススメです。
③風邪の予防には?
緑黄色野菜、レバー、卵、乳製品などに含まれるビ
タミンAには、粘膜を保護し免疫力を高めます。普段か
らとることが必要です。
《食欲がない時はどうしたら良いの?》
①消化の良いものを選びましょう
体調に異常がなくて食欲がない時に無理強いして食
べさせることはいけないです。水分補給は必ずします
少しでも食べる意欲があれば、とろみのついた汁物
や食感の良いものを食べましょう。
②少量でも栄養価の高いものを食べましょう
野菜や卵、お肉などを使った雑炊はエネルギーが摂
れます。
③見た目や香りにも気を付けましょう
すりごまやごま油、のりなどは食欲をそそります。
彩りにも気を配って作りましょう。
④盛り付けすぎに注意
食卓にたくさん食べ物を置いてしまうと、かえって
食欲がなくなってしまいます。食卓には少量の食べ物
を置くようにしましょう。無理強いは禁物です。
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
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