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理事長BLOG

幼児期の食事について① 子どもにとって良い食事とは?

2024年7月5日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は、幼児期に良い食事とは?ということについ
て書いていきます。幼児期の食事(幼児食)とは、離乳食
完了(1歳半頃)から奥歯が生えそろう5~6歳頃の食事
をいいます。

 幼児食の目的は、必要な栄養を補給することだけで
はなく、様々な食材、調理法、味付けを経験すること
で子どもの噛む力を強くしたり、味覚の発達を促すこ
とも大切なことです。

《子どもの発達に合わせて徐々に
            ステップアップしよう!》

①1~2歳

 生え始めの奥歯で嚙み砕く幼児食前期

②3歳以降

 生えそろった奥歯で食べ物をすりつぶせるようにな
 る幼児食後期

それらを経て、徐々に咀嚼力が養われます。

※歯の成長に合わせてやわらかい食べ物から歯ごたえ
 のあるものへと無理なく進めていきましょう!

★幼児期は味覚が未熟で薄味が基本です。同じ食材ば
 かり使わないで、様々な味覚を覚えていくために、
 甘い酸っぱい、塩味、苦みなどの食材も取り入れて
 みましょう。

《幼児食の役割》

①健康維持に必要なエネルギーや栄養素を取りましょ
 う!

 幼児が1日に必要としているエネルギーは、

 1~2歳の男子 950㎉
     女子 900㎉

 3~5歳の男子 1300㎉
     女子 1250㎉

☆栄養のバランスが良いように取りましょう!

②噛む力と味覚を発達させ、食への意欲を芽生えさせ
 ましょう!

 子どもの歯の発育に合わせて、様々な形状の食べ物
を経験させてあげましょう。

 色々な食感、色々な味を試して食べることによって
食への意欲や興味へとつながります。

③食習慣やマナーを教えましょう!

 1日3食だいたい同じ時間にとることによって、生
活リズムも整い、規則正しい食習慣が身に付きます。

 家族と一緒にご飯をとることで、ママやパパをお見
本としてマナーを身につけて欲しいです。

《子どもの成長に必要な栄養素》

 健康な身体の維持には食事から適切に栄養素をとる
ことが大切です。

 3大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)は不足し
ても摂り過ぎても悪影響を及ぼします。バランスよく
食べることが大切です。

☆たんぱく質
 肉類、魚介類、卵、大豆製品、牛乳、乳製品など

 1~2歳  20g
 3~5歳  25g

☆炭水化物
 ごはん、パン、麺類、イモ類、とうもろこし、果物
 など

 1~2歳  1日の総エネルギーの50~65%
 3~5歳  650~845㎉

☆脂質
 乳製品(バター、チーズ、など)、ナッツ類、肉類な
 ど

 1日の総エネルギーの20~30%

☆ビタミン
 
 ビタミンA 
 レバー、のり、うなぎ、緑黄色野菜など

 ビタミンD 
 魚介類、卵、キノコ類など

 ビタミンC
 果物、野菜など

 ビタミンB2
 レバー、魚介類、のり、納豆など

☆ミネラル

 乾燥わかめ、みそ、醤油、海藻類、豆類、イモ類
 小魚、葉野菜、牛乳、乳製品、小魚類、ナッツ類
 レバー、卵、貝類、カキ、肉類、チーズなど

参考文献   日本文芸社
          『子どもに効く栄養学』
 なんでも食べる子供のかわいいイラスト画像素材(無料、フリー)
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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