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理事長BLOG

13種類のビタミンについて⑥ ナイアシン パントテン酸って何?

2024年6月28日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回もビタミンについて書いていきます。今回は、
ナイアシンとパントテン酸です。

《ナイアシンについて》

 ビタミンB3ともいわれていて、トリプトファン(必
須アミノ酸の一つ)という栄養素から体内でつくれま
す。糖質、脂質、たんぱく質がエネルギーに変わると
き、効率よくエネルギーを作るときに活躍します。

 また、健康な皮膚や粘膜に欠かせないビタミンです
そして、NAD(3大栄養素がエネルギーに変わるときに
必要な酵素)は、アルコールを分解して、頭痛や吐き気
などの原因となるアセトアルデヒドという物質にしま
す。この物質を更に分解して無毒な物質にします。

《ナイアシンに多く含まれる食材》

 鶏むね肉、カツオ、たらこ、マグロ、豚レバー、牛
レバー、鶏ささみ、落花生、まいたけなど

☆えのき+味噌汁=えのきに含まれるナイアシンが溶
         け出した汁と一緒に栄養素が摂れ
         る

☆まいたけ+鶏むね肉=両方の食材でさらにナイアシ
           ンを摂ることができる

※水に溶けやすい性質だが、加熱しても失われにくい
 ので栄養素が摂れやすい

※アルコールを飲むときは、ナイアシンを多く含んだ
 食材と一緒に摂ると二日酔いを防ぐ役割もある

《不足したらどうなるの?》

 不足が続くと‘’ペラグラ‘’という皮膚病になり、悪化
すると頭痛やうつ病、成長障害を引き起こすこともあ
ります。普通に食事をしていたら不足する心配はあり
ません。

《過剰摂取したらどうなるの?》

 大量に摂りすぎると皮膚の炎症を引き起こします。
また摂りすぎが長期に及ぶと、嘔吐や下痢、便秘、劇
症肝炎(肝臓が突然全く機能しなくなる病気)に繋がる
こともあります。


ナイアシン イラスト無料 に対する画像結果


《パントテン酸について》

 酵素の働きをサポートする補酵素‘’コエンザイムA‘’の
原料になり、3大栄養素がエネルギーに変わるときに
欠かせない働きをします。 ストレスを和らげる副腎
皮質ホルモンの働きを助けたり、ビタミンB6や葉酸と
ともに免疫力を高めることで、感染症を予防する働き
があります。

《パントテン酸を多く含む食材》

 鶏レバー、鶏ささみ、卵、魚類、たらこ、牛乳、豆
塁、カリフラワー、ブロッコリー、さつまいも、トマ
トなど

《不足したらどうなるの?》

 手足のしびれ、頭痛、不眠、免疫力の低下、動脈硬
化、皮膚炎などの症状があらわれ、過度のダイエット
をしている人や妊娠中・授乳期の女性は注意が必要で
す。

《過剰摂取したらどうなるの?》

 パントテン酸は水溶性ビタミンで必要量以上に摂り
過ぎた場合は尿から排出されます。摂り過ぎることで
身体に悪影響を及ぼすことはないといえます。


240点を超えるパントテン酸のイラスト素材、ロイヤリティフリーのベクター素材グラフィックスとクリップアート - iStock

参考文献   日本文芸社           
           『子どもに効く栄養学』


☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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