こんにちは、保育士の高梨です。
今回もビタミンについて書いていきます。今回は、
ビタミンB1 B2についてです。
《ビタミンB1について》
ビタミンB1は、糖質をエネルギーにかえるときに不
可欠です。疲労回復を助け、脳や神経を正常に保つ働
きがあります。脳が萎縮していくアルツハイマー病の
予防にも効果的といわれています。
炭水化物(米、パン、麺類など)に多く含まれる糖質は
酵素の働きで分解されエネルギーになります。日本人
は糖質の摂取量が特に多く、ビタミンB1が不足しやす
いといわれています。
ごはんやパンを食べてもビタミンB1がないと身体の
エネルギーにかえることができません。不足すると、
頭がボーっとしたり、疲れやすさを感じたりします。
ビタミンB1は、水溶性なので水に溶けやすく、熱に
弱いです。
精白米は玄米に比べるとビタミンB1が約80%も少
なく、また強力粉も全粒粉に比べ約70%もビタミン
B1が減少するそうです。
精製度が高くなるほど含有量が減ってしまいます。
《ビタミンB1に多く含まれる食材》
豚肉 赤身肉 全粒穀物 ナッツ 大豆 カリフラ
ワー ほうれん草 うなぎのかば焼き
☆豚肉+にんにく=ビタミンB1の吸収率アップ
☆ごはん+納豆=精米で失われたごはんのビタミン
B1を納豆のビタミンB1でカバー
《不足したらどうなるの?》
ビタミンB1が足りないと脳や神経のエネルギー源で
あるブドウ糖が不足することにつながります。このこ
とによってイライラしやすくなったり、脳の働きが悪
くなったり、集中力や記憶力が低下したりすることも
あります。
《過剰に摂ったらどうなるの?》
通常の食品を摂取していてビタミンB1の過剰摂取か
ら身体に悪影響が生じたという報告はないそうです。
もし過剰に摂取した場合は、尿で排出されます。で
もサプリメントなどで摂りすぎることは良くないです。
《ビタミンB2について》
成長ビタミンと言われていて、子どもや胎児の発育
には欠かせません。細胞を新しくつくり出したり、再
生したりするときに必要になるビタミンです。
また糖質や脂質、たんぱく質がエネルギーにかえる
サポートもします。なかでも脂質をを燃焼させてエネ
ルギー化するときに不可欠だといわれています。肥満
や生活習慣病を防ぐ働きもあります。そして、爪や口
やのどなどの粘膜を健康に保ちます。
《ビタミンB2に多く含まれる食材》
魚貝類 肉類 藻類 豆類 乳類 卵類 野菜類
豚レバー 牛レバー 鮎など
☆バナナ+牛乳=バナナに豊富なビタミンB6が牛乳の
ビタミンB2をサポート
☆鶏もも肉+アボカド=どちらもビタミンB6が豊富で
脂質を燃やしてくれる
《不足したらどうなるの?》
細胞をつくる材料が不足するため、ニキビや肌荒
れ、口内炎になりやすくなります。成長期に不足する
と成長に悪影響を及ぼします。
《過剰摂取したらどうなるの?》
食品から過剰に摂取しても体内に蓄積されず、尿と
して排出されます。
参考文献 日本文芸社
『子どもに効く栄養学』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
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