こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもの成長期の食事についてママやパパ
が心配事をQ&Aの形で書いていきます。
《偏食・好き嫌いで心配事》
Q炭水化物ばかり食べて野菜や肉が嫌いです。
A野菜や肉を嫌がるのは、歯ごたえが気になったり、
噛み切れないという理由が考えられます。調理法を
変えてみるのが良いです。小さく切ったり肉は予め
やわらかくしておいて調理すると良いと思います。
肉や魚には鉄が豊富に入っているので、工夫して
食べさせてあげましょう。
Q野菜が嫌いです。子どもはどうしたら野菜を食べて
くれますか?
Aかつお節でとっただしで作った料理は、体にも脳に
も良いですし好きなお子さんが多いと思うので、具
を小さくしてお味噌汁に入れて試してみましょう。
それを食べてくれたら褒めてあげて、もう少し大き
めの具にも挑戦してみましょう。
Q食わず嫌いがあります。どうしたら良いですか?
Aうまみ成分が入っている食材だと受け入れられやす
いと思うので、肉や魚や干ししいたけやトマトなど
はグルタミン酸を含んでいてうまみがたっぷりです
親が美味しそうに食べていると興味を示してくれる
かもしれません。一度試してみてくださいね。
《ごはんの食べ方で心配事》
Qごはんをかまなくて食べてしまいます。
Aやわらかい食べ物をあげているとかまなくてすぐ飲
み込んでしまいます。子どもの歯の生え方を見なが
ら少し硬めの物でよく噛んで食べるようにママやパ
パがお手本となるように食べ方を教えてあげましょ
う。
幼児期では歯が生えそろっていても嚙み合ってい
なかったり、噛む力が弱いと丸飲みすることがあり
ます。3歳までに奥歯が生えそろっていないのに噛
みつぶしやすりつぶしの必要な食材ばかりだと、丸
飲みする癖がつく可能性もあります。
歯の成長に合わせて食事を作ってあげて、急がず
ゆっくり食べさせてあげる時間も大切です。
《食物アレルギーの心配事》
Q食物アレルギーがあります。いつまで続きますか?
A多くの場合は成長とともに食べられる量が増えます。
乳幼児期に多い卵、牛乳、小麦などのアレルギーは
6歳までに80~90%は食べられるようになると
いわれています。専門医に定期的に相談する必要が
あります。
Q食物アレルギーで牛乳が飲めません。カルシウム不
足になりますか?
A他の食品でカルシウムを補うことはできます。牛乳
100ml(カルシウム100ml)に匹敵するのは、し
らす干し大さじ3、桜エビ大さじ1強、納豆2パッ
ク、豆腐100g、小松菜40g~50グラムなど
です。
参考文献 主婦の友社
『成功する子は食べ物が9割』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。