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理事長BLOG

磁性アタッチメントの寿命について

2024年6月6日
院長の奥井です。
今回は磁性アタッチメントの寿命について
説明したいと思います。

磁性アタッチメントは以前も投稿しましたが、
入れ歯の維持装置としてとても有効な装置の一つです。
一般的に部分入れ歯の場合、歯に針金を引っ掛けるクラスプという
装置が一般的ですが、クラスプは引っ掛けられる歯の負担が
かかります。
それに比べ磁性アタッチメントは歯への負担が少なく磁石の
力で維持させるという特長があります。


これが磁性アタッチメントのキーパーという
装置です。金属の板の真ん中にステンレスが
埋め込んであります。


入れ歯の方に磁石を入れてキーパーと接合させます。


入れ歯をはめるところです。


しかし磁性アタッチメントの欠点としてキーパーが磨きにくく
虫歯になりやすいというものがあります。
またクラスプほどではないですが横揺れにより、キーパーと
歯に隙間ができ虫歯になってしまう事があります。


青点の周囲が黒くなっています。
多分横揺れで根とキーパーの間に隙間ができ
虫歯になったものと思われます。


キーパーが外れた画像です。周りが黄色く虫歯になり
歯が柔らかくなっています。


外れたキーパーです。一部歯が欠けています。


抜歯した歯です。
状態は良くありません。

このように磁性アタッチメントは見た目もクラスプより良く
長持ちするメリットがありますが、永久ではなく負担がかかる
ということは言えます。
キーパーの周囲のブラッシングを頑張り周囲が虫歯にならなく
することも大切と言えるでしょう。

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