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理事長BLOG

赤ちゃんの「エネルギー源」の摂取について 

2023年9月5日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 前々回で書いた「たんぱく質」の続きで今回は、
「エネルギー源」について書いていきます。エネルギ
ーのもとになるのが炭水化物です。これは三大栄養素
の一つで筋肉を動かしたり、体温を保つためのエネル
ギーを作り出します。母乳やミルクも炭水化物です。

 炭水化物は脳を動かすエネルギーとしても重要です
体の中で分解されて「ブドウ糖」になります。ブドウ
糖は唯一のエネルギー源です。脳では沢山エネルギー
を使います。でもエネルギー貯蔵庫になりません。そ
のため毎回の食事で主食(炭水化物)を摂らないと疲労
感がたまったり、集中力が無くなります。赤ちゃんも
疲れが出てきて不機嫌になります。離乳食でも毎食摂
りましょう。しかし摂り過ぎも問題です。摂り過ぎる
と中性脂肪となって肝臓や筋肉に貯蔵されるため、肥
満の原因になります。

《赤ちゃんにとって炭水化物でおすすめな食材》

☆離乳食初期(5~6カ月ごろの赤ちゃん)

①米(10倍がゆ)

 消化吸収がよく、体への負担も少ないため、離乳食
開始で一番適している食材です。

②じゃがいも

 茹でたり蒸したり、電子レンジで簡単に加熱してや
わらかくなります。加熱してもビタミンCがこわれに
くいです。生のまますりおろして加熱するととろりと
した感じで食べやすいです。

③さつまいも

 自然の甘さがあり赤ちゃんに人気です。こちらも加
熱してもビタミンCが壊れにくいです。

☆離乳食中期(7~8カ月ごろの赤ちゃん)

①食パン

 塩分、脂肪分、糖分の少ない食パンが良いです。

②米(7倍がゆ)

 沢山の炭水化物の中でも栄養価が高く、離乳食に最
適です。パンや麺と違って塩分を含まないのでとても
良いです。

③うどん

 下茹でして塩抜きをします。そうめんなども下茹で
します。特に手延べそうめんは茹でてしっかりもみ洗
いをしましょう。

④コーンフレーク

 離乳食にはプレーンタイプを選び細かく砕いてその
まま食べさせるか牛乳やミルクを混ぜて与えます。

☆離乳食後期(9~11カ月ごろの赤ちゃん)

①米(5倍がゆ)

 慣れてきたら水分を減らして固がゆ(4倍がゆ)にし
ても良いです。

②ビーフン

 原料が米なのでさっぱりした味わいです。弾力があ
るので歯ぐきでつぶせる9カ月頃からがおススメです
 やわらかく戻してから食べやすく刻んで調理をしま
す。

③オートミール

 栄養も食物繊維も豊富で便秘気味の赤ちゃんに適し
ています。牛乳やミルクを加えてさっと煮れば短時間
でやわらかいおかゆになります。

④ホットケーキ

 全卵を使うので離乳食後期が良いです。卵を少量で
使う場合うずら卵なら便利です。手づかみしやすく赤
ちゃんにも人気です。

☆完了期(1歳~1歳半ごろ)

①米(軟飯)

②スパゲッティ

 やわらかくなりにくいのでしっかり茹でて食べさせ
ることができます。
 口の中に入れて歯ぐきで噛んでいるようであれば大
丈夫です。口の中でモグモグしっかりしているか見て
あげましょう。茹でる時は塩を入れないようにしてく
ださいね。

③中華麺

 塩分を含み消化も良くないのでやわらかく煮てくだ
さいね。
 
参考文献 主婦の友社
      『離乳食 食べていいもの悪い物』

 離乳食を食べさせてもらっている赤ちゃんのかわいいイラスト画像素材(無料 フリー)
 ☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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