こんにちは、保育士の高梨です。
今回も栄養バランスについて書いていきます。
今回は、6つの基礎食品群から5群6群を書いて
いきます。
《5群6群》
炭水化物、脂質を含む食品が5群6群で、5群は穀
類、いも類、砂糖などのグループで、からだを動かす
エネルギー源となります。
6群は、バターやラードなどの動物性油脂とサラダ
油、ゴマ油などの植物性油脂があります。
脂質には、体の中では作れず食事から摂る必要のあ
る必須脂肪酸が含まれています。これは、主なエネル
ギーになる栄養素です。
離乳食が終わると幼児向けの食事になりますが、子
どもの成長にも栄養バランスは基本です。具体的にど
れぐらい摂れば良いのか悩んでしまいます。
下の表を参考にしてくださいね。詳しくは『農林水
産省の食事バランスガイド』を検索してみてください
農林水産省
この表は大人の1日の食事量です。
子どもの食事量は大人の二分の一から三分の二程度
です。
おやつ(1日1~2回)で栄養補給します。
《1日に必要なエネルギー量》
☆1~2歳 900㎉
☆3~5歳 1250~1300㎉
個人差があるので必ずこの分量でなくても良いです
好き嫌いがあったり小食なお子さんは心配ですが、
発育に問題なければあまり神経質にならなくても大丈
夫です。
おやつは、幼児にとって栄養補給の一つで、3食の
食事で取り切れなかった栄養素を補給するためです。
最適なおやつとして、たんぱく質を含む食品が適し
ていて、牛乳・ヨーグルト・アーモンド小魚・チーズ
ホットケーキ・カステラなどです。
お腹が空いているようであれば、炭水化物でおにぎ
りやパンも良いでしょう。
★自分の手で知る食事の目安量も参考になると思い
記載させていただきました。
こちらの表は大人向けですが、お子さんは大人の
二分の一~三分の二を目安にしてくださいね。
《幼児食で気を付けたいこと》
①薄味にする
離乳食に引き続き、幼児食の味付けも薄味が基本
です。子どもの味覚は大人よりも敏感です。大人に
比べて3倍も味を感じやすくなっています。大人が
薄いと思った味付けも子どもにとって十分です。ま
た、濃い味付けに慣れてしまうと大人になってから
も繊細な味を感じることができなくなってしまいま
す。できれば、素材が持つ本来のうま味を生かした
調味料にしてあげてくださいね。
②塩分や脂肪分などが多い食事はできるだけ避ける
子どもは大人に比べると胃腸がまだ未熟です。そ
のため、塩分の強い食事や脂っこい物を食べ過ぎる
と消化できなくなってしまい腹痛になります。
大人より影響を受けやすいので、高血圧や糖尿病
のリスクが高まります。
人間の身体の脂肪の量は、脂肪細胞の数によって
決まります。この脂肪細胞は生まれてから3歳ごろ
まで増え続け、減少することは無いと言われていま
す。
親がお子さんの食事の管理をしてあげることが大
切です。
③加工食品に頼り過ぎない
インスタント麺やスナック菓子は非常に濃い味付
けになっています。塩分も多く味覚がマヒしてしま
う可能性があります。また加工食品の中にアレルギ
ー物質が含まれている場合があります。保存料や着
色料など食品添加物なども多く含まれます。袋に記
載してある表示にも気を付けましょう。
※ご家庭の手作りが一番良いです!将来丈夫で健康な
お子さんに育つために薄味、塩分控えめにしてあげ
てくださいね。
参考文献 主婦の友社
『成功する子は食べ物が9割』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。