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理事長BLOG

クラスプ(入れ歯の針金)の種類について

2023年7月20日
院長の奥井です。
今回は クラスプ(入れ歯の針金)の種類についてしたいと思います。

部分入れ歯にはクラスプという針金が必要です。
このクラス王を残っている歯に引っ掛けて入れ歯を維持させます。
最近投稿しました針金が目立たないものもありますが
https://okui-dc.jp/2023/07/16/%e3%83%8e%e3%83%b3%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%97%e3%83%87%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%80%80%e9%87%91%e5%b1%9e%e3%81%ae%e9%87%9d%e9%87%91%e3%81%a7%e3%81%aa%e3%81%84%e5%85%a5%e3%82%8c/

これは自費診療になりますので、保険の入れ歯でよく使われる
クラスプについて説明したいと思います。



画像は代表的なエーカースクラスプというものです。
鋳造(金属を溶かして)作ったもので丈夫です。
ただし欠点としましては針金の幅が太く見た目が
よくないのと弾性がないため、緩んだ時にペンチの
様な器具で曲げすぎると折れてしまう事です。



画像は折れてしまったクラスプです。



エーカーすクラスプと並んでよく使われるのは
コンビネーションクラスプというものです。
コンビですので混ざったという意味で、
唇側(いわゆる表側)は本当の針金を用いて
舌側(いわゆる内側)は鋳造クラスプになっています。
エーカースに比べ、線が細いので見た目がまだましなのと
針金が曲げることができるのできつさを調整できる
利点があります。
しかし強度の面でエーカースより劣り、よく針金部分が
折れてしまうことがあります。前歯や小臼歯によく用いられます。

また鋳造クラスプでバックアクションクラスプというものあります。
https://okui-dc.jp/2023/05/11/%E5%85%A5%E3%82%8C%E6%AD%AF%E3%81%AE%E9%87%9D%E9%87%91%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%A4%E3%80%80%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9/

はめられている入れ歯の種類を知っておくのも良いことだと
思います。

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