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理事長BLOG

CADCAMインレー 保険の白いインレーについて

2023年6月11日
院長の奥井です。
今回はCADCAMインレー 保険の白いインレーについて
説明したいと思います。

3年ほど前よりCADCAMインレーというプラスチックのインレーが
保険導入されました。
その前にインレーというのは主に奥歯にはめる部分的な被せ物の事です。
奥歯を詰めるのに、重点というその場で歯に樹脂などを詰めて固める方法と
インレーという型取りをして後日被せるものとあります。

インレーといえば保険では銀になります。銀とは言っても主成分が銀であり
パラジウムや銅や亜鉛なども入っておりアレルギーの心配もあります。
また金属は歯と接着しませんので、セメントを介在させるのですが、
噛む力などでセメントが溶けて隙間があり、インレーを外すと中が虫歯という
こともままあり、最近では歯と接着する金属を使わない方法を徐々に用いる
ようになってきました。


画像が銀のインレーです。
ちなみに一番左はアマルガムという水銀で現在では
ほぼ用いられなくなりました。


インレーにヒビが入っていましたので外して治療になりました。

本来の最もお勧めはセラミックです。色も変色せず
硬さも歯のエナメル質の最も近い硬さですが、しかし欠けることも
ありジルコニアを用いる事が多いです。


これはジルコニアのアンレーです。
アンレーはインレーよりより大きいものです。
しかし保険対象外となり77,000円かかります
(R5 6月現在)。費用を抑える場合は保険適応の
CADCAMインレーになります。

 
CADCAMインレー用に削った後です。右の銀インレーに比べ多く削る必要があります。


装着前に金属の粉末を吹きかけ酸化膜を取り接着を増す処理を行います。


CAFCAMインレーの装着後です。
ジルコニアやセラミックに比べ輝きをありません。
また強度も強くありません。
欠けたらまたやり直せばという考えもありますが、
一度装着しましたら半年間は保険請求ができません。
ですから噛み締めの強い患者様はジルコニアにされるか
金属にされることをお勧めしています。

まとめますとCADCVAMインレーはアレルギーの心配がなく
また接着の面から内部の虫歯になりにくいです。
しかし変色しますのと割れやすい、また一番奥歯の第2大臼歯は
歯科用金属アレルギーの診断書がないとできないという面があります。

患者様に最適な方法をご相談し決められますことをお勧め致します。

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