今回はセファロレントゲンとは?矯正の診断のためのレントゲンについて
説明したいと思います。
矯正の診断では大きく3つのものが必要です。
それは
①お口とお顔を写真
②模型
③レントゲン
となります。他にも必要な資料はありますが、大きくは
この3つとなります。
そしてレントゲンの中でもセファロレントゲンはとても
重要になります。
![](https://okui-dc.jp/wp-content/uploads/2022/11/29f23b6f05291091b6f71b16e1fe579d-300x154.jpg)
画像はパノラマレントゲンです。
パノラマレントゲンも診断に必要です。
例えば右上の矢印の間に上の3本が生えないといけないので
狭い事がわかると思います。
また前歯のスペースも矢印間に生えないといけません。
ただ小児の場合、顎の成長もありますので必ずしも足りないとは
言えませんが。
またパノラマでは顎の前後的診断ができません。
そのためセファロレントゲンが必要なのです。
![](https://okui-dc.jp/wp-content/uploads/2022/11/f1903daec43f420fcfecdaf71688c951-300x244.jpg)
画像がセファロレントゲンです。
頭蓋骨から首の骨まで写っています。
![](https://okui-dc.jp/wp-content/uploads/2022/11/d5d8f45b10d0600642d7f4cdd91d0835-300x244.jpg)
このような線を複数引いて角度を出し、
その年齢の正常値とどのくらいズレがあるかを
調べる事ができます。
例えば上の線はSNとNAとで作る角度をSNAといい
頭蓋骨に対する上顎骨が出ているかの診断に役立ちます。
またSNとNBとで作る角度はSNBといい、頭蓋骨に対する下顎骨が
出ているかの診断に役に立ちます。
例えば上顎骨が正常で下顎骨が下がっていると上顎前突(出っ歯)
になりますし、上顎骨が出ていて下顎骨が正常でも上顎前突に
なりますが、治療法が変わります。
このようにセファロレントゲンで前後的な診断を行なってから
矯正治療を行うことは大切です。
当院では矯正治療の診断にはセファロレントゲンを撮影しています。
ただし上下の永久歯の前歯が生えていないと調べられる情報が足りなく
なりますので、前歯が生えてから撮影することにしています。
ただしセファロレントゲンは自費診療となりますので、当院では
模型の型取りと含めて診断料33,000円(税込)かかります。
お気軽にご相談下さい。