院長の奥井です。
前回と同じく今日も中学校の検診に行ってきましたので
それに絡んだ内容にします。
今日は奥歯の「とげ」中心結節(ちゅうしんけっせつ)についてです。
①中心結節とは?
奥歯のとけの様な突起は中心結節(ちゅうしんけっせつ)と言われ下の奥歯である小臼歯に出現しますが頻度が多いものではありません。
画像の青矢印の突起部分が中心結節です。
学校検診の話をしましたが、この辺りの乳歯が抜けて永久歯が生えてきた時に気づく事が多いです。
②中心結節の問題点
さて、この中心結節ですが何が問題かと言うとこの突起が折れると神経が露出してしまい、炎症を起こし神経を取る治療が必要になる事が多いという事です。
画像の赤い部分が神経で、このように神経が突起に向かって伸びている事があり、この場合突起が折れると神経が出てしまいます。
神経が出ますと神経の炎症を起こす事が多いのです。しかし必ずではありません。
③中心結節破折の予防
それでは中心結節の予防ですが、詰め物を結節の周囲に埋めて突起を細くしないように、要は折れにくいようにします。
画像が突起の周りに詰め物をつめている状態です。
まとめ
中心結節という奥歯のとげは下の奥歯である小臼歯に比較的多く出現します。
とげが折れると神経を取らないといけない可能性があります。
破折の予防としましては、突起の周囲に詰め物をつめる事です。
お気軽にご相談下さい。