こんにちは、保育士の高梨です。
離乳食開始時期は生後5カ月ごろからです。まだ歯
がしっかり生えそろっていない時期から噛む力が大切
というのはちょっと早い気がしますが、離乳の段階か
ら適切に噛む力を健全に発達させることが大切です。
今回は、離乳食の進め方で、発育や発達に合わせた
調理状態を書いていきます。
①噛む力の発達のために大切なことは?
それは、離乳食を適切に進めることが大事です。で
も無理して食べさせことは禁物です。ゆっくり焦らず
離乳食を進めていきましょう。
《調理状態》
生後5、6カ月
滑らかにすりつぶした状態
生後7、8カ月
舌でつぶせるかたさ
生後9~11カ月
歯ぐきでつぶせるかたさ
生後12カ月~18カ月
歯ぐきで噛めるかたさ
②唾液の良さとは?
良く噛むと唾液がたくさん出ます。唾液は、体内で
食べ物を栄養に変えるために大切な役割を持っていま
す。良く噛むことによって、唾液も良く出て、栄養を
沢山吸収することができます。また虫歯や歯列不正の
予防に役立ちます。満腹感も得られるため、食べすぎ
防止もでき、知能発達とも深い関係があること分かっ
てきました。
『卑弥呼の歯がいーぜ』
日本咀嚼学会では、良く噛んで食べることの効用と
して『卑弥呼のはがいーぜ』という標語を普及中です
ひ:肥満防止
み:味覚の発達
こ:言葉の発達がはっきり
の:脳の発達
は:歯の病気予防
が:がんの予防
い:胃腸快調
ぜ:全力投球
噛むことによって、沢山の良いことがあることが分
かります。しっかり噛む習慣が身につくような食事内
容にし、大人がお見本となるようにしましょうね。
参考文献 成美堂出版
『子どもの栄養と食育がわかる事典』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。