こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもの栄養と食事について書いていこう
と思います。
★子どもに必要な水分量
成人の体内水分量は体重に対する割合として、60
%が水分量です。それに対して乳児は70%も水分量
があります。乳児はまだ言葉が喋られないので、喉が
渇いたと口で言えません。保護者がこまめに水分補給
をしてあげないと、脱水症状を起こしてしまう可能性
があります。夏は汗をかくので勿論水分補給は必要で
すが、冬も脱水をしてしまいます。暖房により乾燥し
てしまうため、身体からどんどん水分が失われます。
ですから、こまめに水分補給をしてあげて下さいね!
★乳児の栄養
新生児から乳児は、主に母乳もしくは育児用ミルク
によって栄養を補給します。分娩後3~5日間は初乳
と言い、細菌に対する感染防御物質が多く含まれてい
るため、新生児にはできる限り初乳を飲ませることが
大切です。また母乳は乳児にとって消化吸収の負担が
少なく、衛生的であり、母親にとっても授乳は出産後
母体の回復を促すという利点があります。
しかし、赤ちゃんの体重増加が思わしくいない場合
母乳以外に育児用ミルクを補う必要があります。
生後5~6カ月頃からは発育に必要なエネルギーや
栄養不足が生じる為、離乳食へ移行することになりま
す。
★離乳食で注意する点
☆5~6カ月ごろ
①栄養バランスは考えなくて大丈夫です。
②味付けは要りません。
③細菌への抵抗力が弱いので、衛生面には気を付けて
ください。
④食品をしっかりとすりおろしてあげましょう。
☆7~8カ月ごろ
①消化吸収に負担がかかるため、魚や肉などのたんぱ
く質は量を守りましょう。
②アレルギーにも注意してください。
③固形物は、竹串を刺してすっと通るくらい軟らかく
してからあげてください。
☆9~11カ月ごろ
①栄養バランスを意識する時期です。
②鉄分不足に注意してください。
☆12カ月~18カ月ごろ
①食品の種類、固さ、味付けは大人と同じにするべき
ではなく、まだ配慮が必要です。
②味付けは大人の二分の一以下の薄味が基本です。
★子どもの食欲や成長、発達の状況に応じて食事の量
が変わってくるので、その都度調整してくださいね
参考文献 医歯薬出版株式会社
『診療室からはじめる口腔機能への
アプローチ』
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