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理事長BLOG

夏の病気②(食中毒)

2021年6月11日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 夏になってまず気をつけたいのは食中毒です。

 6月から9月頃にかけて注意が必要です。消費期限
内に食べきることや加熱料理、生鮮食料品は低温で保
存することは必ず守りたいですね。

 『食中毒』

 食中毒は細菌だけでなくウイルスや毒物(ふぐや毒
キノコ等)が原因で起こります。
 食後、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などの症状があらわ
れ、これらの症状があらわれるまでの時間は、原因と
なる菌やウイルスによって違います。

 ★黄色ブドウ球菌

⦅食べ物⦆

 おにぎり、寿司、肉、卵、乳製品などの調理加工品
及び菓子類など多岐にわたります。

⦅潜伏期間⦆

 30分から6時間(平均約3時間)
吐き気、嘔吐、腹痛、下痢で高熱はありません。

⦅予防のポイント⦆

①手指などに切り傷がある人は直接食品に触れたり、
 調理をしない

②手指の洗浄・消毒を十分にする

③食品は10度以下で保存し、菌が増えるのを防ぐ

④調理するときは、帽子やマスクを着用する

 ★サルモネラ属菌

⦅食べ物⦆
 

 卵(加工品を含む)、食肉調理品(特に鶏肉)
またネズミやペット動物を介して食品を汚染する場合
があります。

⦅潜伏期間⦆

6時間から4日間で腹痛、下痢、嘔吐、発熱が症状

⦅予防のポイント⦆

①熱には弱いが低温や乾燥に強く、冷蔵庫でも長く生
 き続けるため、卵は新鮮なものを購入後は冷蔵保管
 すること。

②卵を生食するのであれば表示されている期限内に消
 費すること。

③割った卵は直ちに調理をして早めに食べること。

④卵の割り置きは絶対しないこと。

⑤食品は冷蔵庫で保管

⑥調理の際は食品の中心部まで十分に加熱すること。

 ★ボツリヌス菌

⦅食べ物⦆

酸素が少ない状態で増える為缶詰、野菜や果物の缶詰
瓶詰、真空パック食品、発酵食品が原因です。

⦅潜伏期間⦆

 8時間から36時間後に脱力感、倦怠感、めまい、
嚥下障害、便秘、視力障害(物が2重に見える)呼吸困難
などの特有な症状がでます。

⦅予防のポイント⦆

①容器が膨らんでいる、酪酸臭のある缶詰、瓶詰、レ
 トルトパウチ食品などは食べずに破棄します。

②外観がレトルト食品に似ていても脱気包装しただけ
 で十分な加熱がされていない食品があります。必ず
 冷蔵保存をしてください。

③1歳未満の乳児は、乳児ボツリヌス症を起こすこと
 があるのではちみつを与えません。

④120℃で4分以上加熱します。

★まだ他に沢山の細菌やウイルスがあります。


【まとめ】

①店で肉類や魚介類を購入するときは買い物の一番
 最後にします。

②生鮮食料品は購入したらすぐに冷蔵庫などで保存

③ほとんどの食中毒の原因菌は、しっかり加熱する
 ことで死滅します。しかし、黄色ブドウ球菌は、
 加熱しても菌が残るので、おにぎりや弁当を作る
 時はラップにくるんで握るとか弁当は中身が冷め
 てからふたをするなど、菌を増やさない工夫が必
 要です。


☆これからの時期は食中毒にならないための対策が
 必要です。しっかりと予防したいですね。

参考文献 フレーベル館
          『子どもの体 安全 健康』
     
     公益社団法人日本食品衛生協会
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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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