こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもを伸ばす褒め方と叱り方について詳
しく書いていこうと思います。
前回も子どもに何度も良いことを言ってあげると暗
示効果で子どもは肯定的に思い、それがやる気へと繋
がることをお話ししました。
褒め方にも色々あります。
《褒める時はその子の過去と比較し、
叱るときは過去を引き合いに出さない》
わが子をつい他の子どもと比較して褒めたり叱った
りするお母さんがいるように思います。これは良いと
はいえません。
子どもには人それぞれの個人差があります。
いつ何がきっかけで子どもがその才能を発揮するか
わからないです。
たとえ今あることができなくても、決してあせらず
その子の進歩の過程と成長を見守ることが大切です。
その子どもにとって過去と比べて着実に歩みがあれ
ばそのことについて褒めてあげて欲しいです。
叱るときに過去の事を持ち出して話をすることは良
くないでしょう。同じことを繰り返して叱っていれば
子どもは「どうせ反省したって、いつまでも同じこと
を言われるんだ」と自虐的になり、反省するどころか
無気力になってしまう子どももいるでしょう。
《励ますときも叱るときも問題点を
具体的に示してやる》
つい子どもに
「お兄ちゃん又はお姉ちゃんになったんだからしっか
りしてね!」と言ったりしていませんか?
こういう言い方で叱ったりすると何をどうしたら良
いか曖昧で、これでは何をしたら良いか分かりません。
具体的な未来への指針が何も与えられていないので
す。
親はもっと具体的に何をどうしないといけないかを
子どもが理解できるように普段から伝えることが大切
です。
《叱った後のアフターケア次第で
子どもの成長が大きく違う》
子どもが悪いことをしてしまって親が叱るのは当然
のつとめですが、叱った後のアフターケアが大事です。
叱った後子どもに、
「〇〇君、〇〇ちゃんはママの大切な子どもで、ちゃ
んと分かってくれると思ったら叱ったのよ」と親が子
どものことを大事に思っていることを言葉にしたり、
ギュッと抱きしめたりして愛情を伝えることが重要で
す。
そうすれば、子どもは叱られたことに悲観的になっ
たり、反抗したりすることなく、叱られたことがバネ
になって、叱られる前より積極的な行動をとるように
なるのです。
☆厳しく叱った時こそアフターケアを忘れずに!
参考文献 PHP研究所
『子どもの性格を決めるしつけの習慣』
多胡 輝
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